井上和香(39)が7月4日、都内でRIZAPの新CM発表会に登場。9.7キロの減量に成功した成果を披露した。各メディアによると家事や育児に追われる忙しい毎日で、美に対する意識が希薄になっていたという井上。だが美ボディを手に入れたことで、「今年の夏は娘と一緒にプールに行きたいと思います!」と意気込んだという。
22歳でグラビアデビューした井上は、そのルックスとプロポーションでグラビア界を席巻。12年5月には「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」や「大人ドロップ 」、「虹色デイズ」といった数々の作品を手がけている映画監督・飯塚健(40)とバースデー入籍を果たした。
「和香ちゃんの実家は割烹料理屋なんです。お父さんが料理人でお母さんが女将の二人三脚で切り盛りして、途中からお姉さんもお店に入りました。実はお母さんは67年の大河ドラマ『三姉妹』にも出演していた、元女優の嵯峨京子さん(享年73)です。ですからお店には朝丘雪路さん(享年82)や山城新伍さん(享年70)といった往年のスターたちも来店していました。ご両親はずっと仲良しで、家族愛あふれる家庭でした。和香ちゃんもそんなご家族の形に憧れているようです」(井上の近所の住民)
井上が入籍した12年5月、本誌は井上の実家を訪ねていた。嵯峨さんは「我が家は娘2人ですから、結婚で長男坊ができたみたいで本当に嬉しいんです」と喜びを明かし、父もこう語っていた。
「父親として肩の荷が下りたというか、ほっとしています。飯塚さんにはちょっと前に会いましたよ。飯塚さんが男前かというと……。私のほうがいい男でしょう(笑)。でもあのじゃじゃ馬娘が惚れたんだから、気持ちの優しい、いい男だと思いますよ」
井上の結婚を手放しで喜ぶ両親だったが14年8月、悲しみが訪れる。嵯峨さんがすい臓がんで亡くなったのだ。しかしその悲しみを癒したのは、嵯峨さんの亡くなった1年後に誕生した井上の長女だったという。15年9月、父は本誌の取材にこう明かしている。
「女房を失くしてガックリきちゃったのが、なかなか戻らなくて……。でも、娘のところに女の孫が生まれてきてくれて、少し元気になりましたよ。私でも少しは孫の面倒を見られるからね。週に2、3回は娘の家に足を運んでいます」
父は「亡き女房が孫を呼んでくれた」とも話したが、井上の姉もこう語っていた。
「(和香)本人も『母が子供を授けてくれた』って言っていますよ。彼女も、母がいなくなってしまったぶん、子供を産んで家族を増やさなきゃなんてプレッシャーを感じていたのかもしれません」
本誌の取材でも温厚な笑顔を見せてくれた井上の父だったが、今年5月に亡くなった。井上は先月の父の日にブログを更新し、その死を報告。「母のことが大好きだった父は、母がいなくなって本当に寂しそうでした。なので、きっと今頃母に会えて喜んでるのかなとも思ったりもします」とつづり、「両親のような素敵な親になれるよう、日々精進していきます!」と意気込んでいる。
その姿を天国から、両親も見守っているだろう。