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テニスのウィンブルドン選手権で、米国のセリーナ・ウィリアムズ(37)が試合前にラケットでコートを傷つけたとして1万ドル(約108万円)の罰金を科された。この金額が高すぎるのではないかとファンからは疑問の声が上がっていることが7NEWSで報じられている。

 

今大会は選手の悪行が目立つ。

 

イタリアのファビオ・フォ二ーニ(32)は3回戦でストレート負けを喫した際、「クラブで爆発が起こればいい。爆発しろ!」と暴言を吐き、3,000ドルの罰金を支払うよう命じられた。

 

また、オーストラリアのバーナード・トミック(26)はジョーウィルフリード・ツォンガ(34)との1回戦でストレート負け。試合時間はわずか58分で、「プロとしての基準を満たすプレーをしなかった」として、運営側から賞金を全額剥奪されている。

 

同じくオーストラリアのニック・キリオス(24)は、意図的に対戦相手のラファエル・ナダル(33)の体を狙ってショットを打った挙げ句、審判に食って掛かり試合を中断させた。ナダルから苦言を呈されるも、キリオスは罰金を免れた。

 

このような不祥事は試合中、または直後に起こっているが、ウィリアムスが芝を傷つけたのは試合が行われる前の練習中のこと。しかも、彼女自身のミスであり、被害を受ける相手はいない。ウィンブルドンの芝は神聖なものであるとの考えから、これほどの高額になったと見られているが、Twitterでは「この扱いは不公平ではないか」という意見が多数投稿されている。

 

《セリーナが1万ドルで、フォニーニが3千ドル? 男女平等はどこへ行ったんだ?》
《こりゃ最高だ。セリーナ・ウィリアムズは練習中、試合前にコートを傷つけて1万ドル。ファビオ・フォオーニは全てのイギリスのクラブとそこに居る人々が爆発すればいいとまで言ったのにたった3千ドル。まったくの通常運転だね》

 

ウィリアムズはこの件に未だ言及していない。次の試合は日本時間21時より、アリソン・リスク(29)との準々決勝だ。

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