公開中の主演映画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』で、恋愛には不器用な天才高校生役を熱演している平野紫耀(22)。あらゆる世代の女子が虜になっている彼のセクシーな魅力の原点に迫るべく、本誌がこれまで撮ったJr.時代のお宝写真とともに当時を振り返ってもらった。
「ジャニーズに入所したのは’12年の春。高校1年生でした。そのころの夢は、自衛隊員か保育士、ダンスの先生(笑)。当時通っていたダンス教室の先生がジャニーさんと知り合いで、気がついたらステージに立つようになっていました」(平野・以下同)
当時、名古屋在住だった彼は、関西Jr.になるか関東Jr.になるかを選択することに。関西だと活躍の場は限られているかも……という不安もあったが、“人前に出る前にきちんとダンスのスキルを向上させたい”と関西Jr.の道を選んだという。
「『関西は実力で前に出る』っていうジャニーさんの言葉を聞いて、大阪で自分がどれだけできるか試そう! と思いました。でも、ジャニーズのダンスはみんなでそろえないといけない。それまでソロで踊っていたので最初はすごく苦労しました。だだっ広い稽古場に1人で残って練習していましたね。大阪での舞台出演中は2カ月間1人でホテル住まい。そのころはマネージャーさんもいなかったんです。毎日夜遅くに疲れて帰り、コンビニで買ったお弁当を1人で食べていました」
そんな下積み時代の努力のかいあって’14年、16歳で東京進出。初の主演ドラマ『SHARK』が決まり、活動の幅を広げていった。昨年にはKing&Princeとして念願のデビューを果たし、一気にスターダムを駆け上がっていった。
「King&Princeとしてデビューする前から、ジャニーさんに『自分でやれることはやりなさい』と言われてきたので、ダンスの振付や衣装などバランスが悪いと感じたときはスタッフさんにちゃんと提案して話し合うようにしています。今は、もうジャニーさんにいろいろアドバイスをしてもらえないのが寂しいですね……」
当時の心境を語ってもらううちに、ジャニーさんとの思い出もよみがえってきたようでーー。
「ジャニーさんは、じゃんけんが強くて『一度も負けたことない』って言っていました。でも、操作方法がわからないからゲームは弱かったですね(笑)。僕らにとっては、おじいちゃんみたいな存在でした。ジャニーさんがいなかったらいまの僕はいないし、同じ時代に生きられてよかった。King&Princeとしてデビューするとき、“世界進出”がジャニーさんと僕らの夢でした。何としてもかなえたいですね」