日本一の高収入プレーヤーのリーチ・マイケル選手/(C)JMPA 画像を見る

「代表選手の日当は100ドル(約1万円)。ほかの国の選手と比べてくれ。日本代表は報酬のために闘っていない」

 

そう語ったのは、ラグビー日本代表ヘッドコーチのジェイミー・ジョセフ氏。10月20日に優勝候補の南アフリカと死闘を繰り広げ、惜しくも敗れた日本代表のフィフティーン。

 

これまで日本列島を感動の渦に包んできた桜の戦士たちだが、その報酬はまだまだ安い。

 

「ラグビーの母国であるイングランドでは、代表試合で選手1人あたり300万円ほどの手当が出ることも。日本代表の選手たちは体の大きな外国人選手にひるむことなくぶつかり続け、体はボロボロ状態。命を落とす危険性さえあるラグビーの試合の日当としてはあまりに安い。4年前のW杯の日本代表の日当は、選手1人あたり3,000円といわれていました」(スポーツ紙記者)

 

予想以上の“薄給”で闘う日本代表選手。だが、前回大会の’15年W杯で、南アフリカ代表を破って大躍進し、状況は少しずつ改善されているという。

 

「日本代表の選手たちは、国内最高峰リーグ『トップリーグ』に参戦している大企業が母体のチームに所属。それぞれのチームと契約しているプロ選手がほとんどです。『トップリーグ』は世界的に見ても試合数が少ないわりに報酬が高いといわれ、近年、海外から有名外国人選手が続々と来ています。そんな世界トップクラスの外国人選手の年俸が8,000万円から1億円。日本のトップ選手の年俸も改善され、その半額程度まで上がってきている選手もいます」(ラグビー専門誌ライター)

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