10月31日に焼失した首里城再建に向け、沖縄県出身のアーティストたちも動き出している。GACKTさんは8日付の自身の公式ホームページで、オフィシャルグッズとして「首里城再建アイテム」を販売し、GACKTさんが受け取る収益の全額を首里城再建に寄付すると発表した。うるま市出身のHYも全国ツアーで募金箱を設置し寄付を募っている。
GACKTさんの公式ホームページによると、2020年1月から開催されるデビュー20周年全国ツアー「GACKT 20th ANNIVERSARY LIVE TOU 2020 KHAOS」のオフィシャルグッズに「首里城再建アイテム」を企画するとしている。
グッズは、コンサート会場だけではなく、12月中旬から公式ホームページでも販売し、ツアー終了後3か月以内に金額を公表して寄付する予定とした。 8年前、首里城を舞台にしたNHKドラマ「テンペスト」に出演したGACKTさん。
火災翌日の1日、自身のインスタグラムに「昔、テンペストの撮影でも使われ、沖縄を愛するボクにとっても思い入れがある場所。一日も早い復旧復興のため、ボクも動いてみる」とつぶやいていた。
首里城再建に向けたグッズ販売を知らせるGACKTさんの公式ホームページ
HYも「20th Anniversary RAINBOW TOUR 2019-2020」の4日の仙台公演から募金を始めている。公式ホームページによると「ツアー終了後に首里城支援に携わっている関係団体、機関に全額を寄付する」としている。
メンバーの仲宗根泉さんは「色々な方々の夢や希望が首里城には込められていてそれが、焼け落ちてしまったショックは、沖縄県民でなくても、計り知れないはず。私達に出来る事、それは小さな事かもしれませんが、私達は、沖縄県民として出来る事をしていきたい」とメッセージを寄せている。
【琉球新報電子版】