「なんか今日、優しさを感じました。別にいつも感じてないわけじゃないですよ。そうやってみんなとの楽しい思い出がひとつひとつ増えていくのはわれわれの財産で、感謝しかないなと思っています」
11月14日の札幌でのコンサートで嵐の二宮和也(36)は結婚発表後初めてファンの前に立った。
「曲と曲の間のトークのとき、会話が途切れないようMCの櫻井さんが矢継ぎ早にメンバーに話を振っていました。ニノに気を使っていたんでしょう」(ファンのひとり)
結局、本人からの結婚の報告は最後までひと言もなかった。ほかのメンバーたちも誰ひとり二宮の結婚に触れることはなかった。コンサート中も終始クールだった二宮だったが、《結婚おめでとう》と書かれたうちわを見つけたときは手を振って反応していたという。
11月12日、元フリーアナウンサーAさん(38)と5年の交際を実らせ、結婚を発表した二宮。ファンクラブ会員に向け、直筆の書面でこう報告した。
《嵐の一員として、人生の半分以上を過して参りましたが、ここで一人の男としてケジメと決断をし、今日、ファンの皆様に、ご報告させて頂きました》
嵐の活動休止まで残り1年あまり。嵐を全力で駆け抜けた後の二宮には大きな夢があるという。
「二宮さんは評価の高い俳優業に将来的にはシフトしていく考えのようです。特に海外作品に興味を示しています」(映画関係者)
二宮は’06年にハリウッド映画『硫黄島からの手紙』に出演しているが、その後、ハリウッド作品へは出演していない。
「二宮さんはあれだけ多忙にもかかわらず、数年前から英語のレッスンに精力的で、今も週に2回ほど、個人レッスンを受けています。本格的にハリウッド再進出を目指しているようですね。小栗旬さんのように拠点を海外に移すことも視野に入れていると聞いています」(映画関係者)
11月2日に放送された『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)では、ゲストのウィル・スミス(51)の英語に即座に反応したり、リスニング能力はかなりのもの。
「二宮さんの舞台『見知らぬ乗客』(’09年)の演出を担当したアラン・アッカーマン氏は、親しい関係者に『また二宮さんと一緒に仕事したい』と言っていたそうです。その関係者が二宮さんにその旨を伝えると『僕のこと覚えてました?』と前のめりになって目を輝かせたそうです。
アッカーマン氏が手掛けるNYの舞台にも強い興味があるようです」(演劇関係者)
本格的に米国進出を目指す二宮を新妻・Aさんも全面的にバックアップする意向のようだ。
「二宮さんの海外志向の夢を応援したいという気持ちが強いです。日本にいるより、周囲の目を気にすることもなくなりますしね」(前出・テレビ局関係者)
活動休止後に、世界に「嵐」を巻き起こす。伴侶を得た二宮が俳優として再び世界に挑戦する日はそう遠くないのかもしれない――。