NHKは11月26日、来年の大河ドラマ「麒麟がくる」の初回放送日を当初予定していた1月5日から19日に延期すると発表した。
同ドラマは出演を予定していた女優の沢尻エリカ容疑者(33)が麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、代役に川口春奈(24)が起用されることが発表されていた。
各メディアによると、NHKは放送日延期を決定した理由を「撮り直しや編集のスケジュールなどを総合的に勘案して決定した」と説明。沢尻容疑者は斎藤道三の娘で織田信長の正妻となる帰蝶(濃姫)役として初回から登場予定で、すでに第10話までの撮影を終えていたという。
「代役に決まった川口さんだが、時代劇は未経験。そのため、来月頭からの撮影に向けて所作などをたたきこんでいるそうです。そうした準備期間が必要なため、撮影を終えて1月5日放送に間に合わせるのは至難の業だったようです」(放送担当記者)
その結果、新たな問題が浮上しているという。
「大河の初回がスタートするまで、大河の枠をどう埋めるかが深刻な問題となっています。もともと予算は限られている上に、撮り直しで製作費がかさんでいる状況。特番を制作して放送するのは難しいでしょう。現実的には、これまで放送された番組を再放送する可能性が高いと思われます。ただ、そうなると視聴率は期待できないかもしれません……」(NHK関係者)
埋めた放送枠がいい形で大河の初回放送につながればいいのだが……。