沢尻エリカ被告(33)が12月6日に保釈された。先月16日に合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕された沢尻被告だが、再び波紋を呼んでいる。
同日、沢尻被告の保釈を伝えるニュースが速報で駆け巡った。大きな注目を集めるなか、勾留先の東京湾岸署から釈放された沢尻被告。しかし車に乗り込んで走り去ったため、報道陣の前に姿を現すことはなかった。
大麻取締法違反の罪で逮捕された田口淳之介被告(34)は6月、報道陣を前に「誠に申し訳ございません」と保釈時に謝罪。20秒ほどにわたって土下座をし、話題を呼んだ。4月にもピエール瀧被告(52)が保釈の際に「申し訳ございませんでした」と述べ、深々と頭を下げている。
著名人の保釈時の、恒例となっていた報道陣を前にしての謝罪。しかし今回、沢尻被告はそうしなかった。
保釈後、沢尻被告は所属事務所であるエイベックス・マネジメントの公式ホームページでコメントを発表した。
そこで沢尻被告は「多くの方々を裏切ってしまったことを心の底から後悔しております」とつづり、違法薬物との関わりを絶つとも宣言。そして「書面でのお詫びとなることにつき、ご理解とご容赦を賜りますようお願い申し上げます」と結んでいる。
そうした沢尻被告の行動を疑問視する声が上がっている。
小柳ルミ子(67)は7日にアップしたブログで沢尻被告に対し、「私はむしろ 釈放された時こそ チャンスだったと思う」「彼女によって苦労を強いられた 大勢の方々の怒りを 少し緩和出来るチャンスだった」と述べ、“謝罪は1秒でも早い方がいい”とつづっている。
Twitterでも同様の声が上がっている。
《一礼だけでも良かったのに。一目見たかった》
《謝罪なし 文書ではなく直に謝罪すべきだった》
いっぽうで「不特定多数に謝罪する」という、これまでの慣習に否定的な声も上がっている。
《謝罪の対象や理由が明確でないカメラの前で頭下げなきゃいけない理由はなにかね?謝罪がないと憤慨してる人は、彼女の逮捕により自身の生活にどんな不利益がもたらされたのか、よく考えたほうがいい》
《彼女は迷惑をかけた相手にだけ謝罪すれば済むことで,釈放される姿を必要以上に晒される必要はないし,関係ない不特定多数を相手に謝罪することもない》
また同日、エイベックス・マネジメントも公式サイトでコメントを発表。「様々なご意見があるとは存じますが、弊社といたしましては弁護士を含めた専門家の指導の下、本人を更生するための支援をいたします」と明かし、「本人に対する処分につきましては今後の裁判の結果を踏まえて決定させていただき、改めて皆様にご報告させていただきます」とつづっている。
ネットでは「更生の支援をする」という言葉に《一般企業なら社員が薬物やって、『本人が更生するための支援』なんて絶対にあり得ない》《薬物で起訴されりゃ当然解雇。どんな仕事も。なぜ更生を支援するんだ?》と否定的な声が。だがいっぽうでは、こんな声も上がっている。
《医療支援まで公表するのは立派な態度。薬物犯罪で解雇するだけでは、本人の治療意欲を阻害し転落をもたらすだけで、会社の損失回復に繋がらないしね》
《立ち直ろうとする人には支援しないと同じことになる》