県内は17日も、高気圧に覆われて各地で高い気温を観測した。那覇では午後1時28分に27・5度を記録した。沖縄気象台によると、12月中旬の気温が27度を超えるのは、1918年12月22日の27・6度以来。101年ぶりの暑い冬となった。県内の観測地のほとんどで最高気温が25度を超える夏日となっている。
気象台によると、来週前半までの最高気温は那覇で22~25度が予測され、平年の最高気温20・7度を超える日が続く見込み。これは平年だと10月中旬から11月上旬ごろの数値だという。
18日は、本島地方は気圧の谷の影響で曇り、ところにより一時雨の見込み。一方、最高気温は24度と予想され、引き続き暖かい日となる。先島諸島と大東島地方は高気圧に覆われて、おおむね晴れる見込み。
気象台によると、通常はこの時期には大陸の高気圧が張り出して沖縄に寒気が流れてくるが、今年の冬は冬型の気圧配置が弱く、大陸方面からあまり寒気が入ってこないことが気温が下がらない要因という。曇りや雨でも寒くないという日が来週前半まで続く見込みだ。【琉球新報電子版】
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