大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(72)が、読者からの相談に答える!
【Q】「65歳で定年退職ですが、できればずっと働きたい。ただ、若い人と一緒に仕事するといろいろ気を使わなければと不安に。蛭子さんは、どのような気配りをしていますか?」(すみまつさん・61・会社員・東京都)
【A】「仕事場では年齢にこだわるべからず。プライドでは一銭も稼げない」(蛭子能収)
引き際が大事だとよくいわれますが、オレも変な意地をはらずに稼ぐことにこだわりたいです。そのためにはプライドを持たないほうがいいですよ。テレビ局のスタッフは年下ですが、言われたことは「ハイハイ」と聞いています。
芸能界で食えなくなったら、自分のマンションの掃除をしようと考えています。自分に値打ちがあると思い込んでいる芸能人は嫌がるかもしれませんが、プライドでは一銭も稼げませんからね。
そういえば昨年末で、太川陽介さんとバスで旅をする『太川蛭子の旅バラ』が最終回となりました。あのロケはよく歩かされるのでホッとしていますが、ギャラがなくなるのは困ります。
できれば次は楽な旅番組がやりたいですよ。歩かないで、知らない人と会話せずに、その土地のファミリーレストランでミックスグリルを食べて、全国各地の競艇場を巡る。競艇で勝ったら、その分はギャラに上乗せ。それだったら勝つ気がします! テレビ東京さん、「蛭子の甘い旅」をやりませんか?
「女性自身」2020年2月25日号 掲載
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