【南城】椅子に座りながら腕を上げ、背を伸ばし、免疫力アップ。新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛が続く中、南城市社会福祉協議会は15日までに、自宅で体力づくりができる体操を動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開した。題して「免疫力アゲアゲ体操」。職員らは「高齢者から子どもまで気軽にできる。動画を見ながら体操をして免疫力を高めましょう」と呼び掛けている。
動画は約12分。アップテンポな音楽に乗せて、手足や肘、膝、胸などを動かす「イスに座って有酸素運動編」と、ゆっくりと体を伸ばす「イスに座ってストレッチ編」が投稿されている。動画で体操指導にあたるのは、動画を制作した市社協職員で健康運動指導士の金城智士(さとし)さん(35)と玉城由希乃さん(35)だ。
金城さんらは普段、高齢者の介護予防のため、市の高齢者筋力向上トレーニング事業「がんじゅう教室」で運動指導に当たる。「新型コロナウイルスの感染拡大でがんじゅう教室が休止になったため、利用者の運動不足や筋力低下が心配だった」と語る。
職員らは議論を重ねて、利用者が室内でも運動できるようにと、ユーチューブへの投稿に踏み切った。金城さんは「動画を見て、少しでも運動することを心がけてくれたら」と期待する。動画は見やすいように大きめの字幕で解説するなど、工夫を凝らしている。
金城さんらは外出自粛が続く限り投稿を続けるという。「有酸素運動と筋力トレーニング、ストレッチの3パターンを基本に投稿する。(コロナが)終息したら、職員一同利用者さんと笑顔で会える日を楽しみにしている」と話した。動画はhttps://www.youtube.com/channel/UCKojuUmpp3we1wldT_OVVaw で見ることができる。
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