(撮影:新道トモカ) 画像を見る

「100年後にお笑いがなくなっても、『なんやこれ、こういう芸人おったんや』って文献になるかもしれない(笑)」

 

そう声を弾ませたのは、お笑いコンビ「麒麟」の川島明(41)。

 

インスタグラムで始めた、芸能人の写真に独特なフレーズのハッシュタグをつけた投稿が大反響。たとえば、バイきんぐの小峠の真顔には「#お祭り前日に全ての金魚を死なせてしまった屋台の主人」などとタグ付け。好評につき『#麒麟川島のタグ大喜利』(宝島社刊)として書籍化が実現した。

 

「趣味が形になったのがうれしいです。インスタグラムは形がないからサービスが終わったら全部消えちゃうけど、本になると後世に残るからいいですね!」(川島・以下同)

 

掲載している写真には、共通してこだわっていることが。

 

「いつも収録後に4枚、なるべく素の状態を撮らせてもらっています。料理で言うたら白ご飯で、これを混ぜご飯にしてもチャーハンにしてもおにぎりにしてもいいよって状態がベスト!」

 

『IPPONグランプリ』などでもタイトルを手にしている、大喜利の“笑い”にはコツがある。

 

「記憶のどこかの“あるある”を入れるようにしてますね。たとえば修学旅行でバスにこんな人おったよねとか、先生で張り切ってる人おったよね、とかの延長を織り交ぜたりするんです。僕、学生時代がまったくイケてなくて……日陰で生きてたときに一人で考えていた記憶が礎になってますね。人気なくてよかった(笑)」

 

「女性自身」2020年7月7日号 掲載

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