捕獲したオニダルマオコゼを見せる仲村芳明さん=5日、座間味村阿嘉区 画像を見る

 

【座間味】座間味村阿嘉区の仲村芳明さん(67)が阿嘉島の前浜で5日、オニダルマオコゼを捕獲した。

 

背びれにはハブの30倍とも言われる猛毒があり、海外では刺されて死亡する例も報告されている。色や形が岩にそっくりで、ほとんど動かないために気が付かずに踏んでしまうケースが多いようだ。

 

仲村さんは海岸を散策中に岩場に潜んでいる個体を偶然発見した。近くで海水浴を楽しんでいる家族がいたため、放置しておくと危険だと判断して捕獲した。「オニダルマオコゼはとても危険な魚。何事もなくて本当によかった」とほっとした様子で話した。一方で「きちんと処理をすれば食べられる。から揚げにするととてもおいしい」と笑顔で語った。
(村石健一通信員)

【関連画像】

関連カテゴリー:
関連タグ: