「劇中の『どうにもならないことをどうにかしよう』というセリフのとおり、大変な状況のなかでも自分が楽しめることを見つけ、全力を注げることの素晴らしさがあふれ出ている作品かなと思います」
そう話すのは、8月4日に19歳の誕生日を迎える加藤清史郎。7年ぶりの主演映画『#ハンド全力』(7月31日全国公開)は、熊本の被災地が舞台の青春映画。
廃部寸前のハンドボール部をよみがえらせるべく奮闘する高校生の姿を描く本作。清史郎自身は、高校時代イギリスに留学しロンドンで過ごした。
「寮生活でみんなとたわいのないことを話したり、休みの日はミュージカルを見に行ったり、演劇のスクールでレッスンを受けたりしました。語学面や芸術的なセンスを高めたいなという目標で留学したので、怠らないよう意識し生活していました。今までの人生でいちばん濃くて楽しかったといっても過言ではないくらいの、かけがえのない3年間でしたね」
今春から大学生となり俳優業も本格的に再始動。今後の夢は?
「小学生のころからあまり変わっていないかなと思うのですが、この人、こんな役もできるんだって思われるくらい、いろいろな役と巡り合い、それをこなしていける俳優になりたいと思っています!」
「女性自身」2020年8月11日 掲載