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つるの剛士(45)が9月12日、「自分は生きていて差別という概念はないし、意識をすることもない」「今後も差別をすることはない」といった趣旨のツイートをした。ネットでは、その内容を疑問視する声が相次いでいる。

 

3日、農林水産省の公式Twitterアカウントが「農作物の盗難被害が発生している」と投稿した。それを引用したつるのは、《うちの畑も最近パクチーやられました(現行犯でしたが※「日本語わからない」の一点張り)ので気をつけてください》と投稿。さらに、コメントに返信する形で《一応目星がついていますので。畑近くの工場で働いてる外国人。もちろん次見つけたら通報します》とつづった。

 

するとTwitterでは《犯罪行為をする人は、その行為をする個人が問題なのであって、その個人が属する人種や国籍などといった属性とは、基本的に無関係》《じゃあパクチー取ったのが日本人だったらつるの剛士は「日本語わかる人にパクチー取られた」って言うんか?》との声が。「外国人である」という属性を伝えたつるのに、「なぜ?」と疑問が投げかけられていた。

 

「そもそも農林水産省の投稿には『外国人による犯罪』とは書かれていません。在日外国人は差別を受けやすく、偏見の目を向けられることも多い。そのため今回の投稿によって差別感情が助長されるのではという懸念が。

 

実際、《やっぱり外国人犯罪》《やはり外国人か》といったコメントも散見されます。つるのさんに差別の意図がなく“事実を述べただけ”でも、SNSでの言葉選びに慎重さは必要といえるでしょう」(全国紙記者)

 

「差別を扇動している」との声も上がるなか、つるのは12日にTwitterを更新。そして、こうツイートした。

 

《僕は生きていて、そもそも差別という概念はないですし、意識をすることもない》
《僕は今後も差別なんてしませんので、どんな人であろうと悪いことには悪いとハッキリと言います。差別を助長しているのは紛れもなく犯人本人であり、被害者が泣き寝入りしてしまう世の中こそ差別だと思うからです》

 

しかし、ネットでは彼の差別に対する認識を疑問視する声が上がっている。

 

《「自分は差別していない」という思い込みが一番危険なんだよつるのさん。私も他の方に指摘されて自分の差別心に気付いたことはままある》
《「自分の中に差別という概念はなく意識をすることもない」と素朴に思っている人は多いだろう。そういう人に「意識しないでいるのは既にある差別を黙認しているから」と言っても通じないだろう》
《差別のない誰もが生きやすい社会、ここに向かうには、私たち一人一人が自分は関係ないと思わず、最大限の想像力を持って差別と向きあう、そんな社会への視野を持たなければいけません》
《無意識の差別が蔓延してるから、自分の言動の起源やそれが与える影響についてもっと意識していくことが大事》

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