9月11日、テレビ朝日はサッカー番組『やべっちFC』が9月27日の放送をもって終了することを発表した。『やべっちFC』は日韓ワールドカップ開幕約2カ月前の2002年4月にスタート。18年半の歴史に幕を閉じることとなる。
各メディアの報道によると、同局の榊原誠志総合編成部長は同番組の終了理由を「総合的な判断により」と説明。MCの矢部浩之(48)へは「テレビ朝日を代表するサッカー番組として日本代表戦をはじめ、Jリーグ、海外サッカー、女子サッカーと多岐にわたって伝えていただき、心から感謝しております」と労いの言葉を贈っていた。
Jリーグや海外リーグのダイジェストをはじめ、サッカー選手本人ならではの詳しいプレー解説や選手同士のトークコーナーが、「普段みられない姿が見られる!」とサッカーファンから好評だった本番組。
サッカー選手からの支持も厚く、8月30日の放送では元日本代表でもあった内田篤人(32)が『やべっちFC』のサッカー界に対する貢献の大きさをこう語っていた。
「(やべっちFCは)サッカー界を本当に盛り上げてくれているんで。サッカー番組がサッカーの人気とか日本のレベルをね。高くしてくれたり維持してくれたりしているっていうのはたぶんテレビ局の人よりもJリーガーの方が感じていることなんじゃないかなと思っています」
そんな矢先の放送終了だけに、Twitterでは悲鳴をあげるファンが。
《えっ…やべっちFC終わるの? ガチ? ずっと見てたのに…終わっちゃうのか…》
《これは日本サッカー界の損失だよ》
《残念過ぎる…試合だけやなく、選手の素顔も伝えてくれる、素晴らしい番組でした。ありがとう!!》
現役のサッカー選手からも次々と惜別の声が届いた。番組にもたびたび出演した浦和レッズの槙野智章選手(33)はTwitterでこう綴った。
《寂しいなぁ…でも感謝しかない! この番組を見てサッカー選手になりたいと思った。この番組に出たいと思って頑張った! この番組のお陰で成長できた! 本当にありがとうございました》
2011年の女子W杯優勝メンバーでもある川澄奈穂美選手(34)も《まだ矢部さんに焼肉奢ってもらってないです、、、番組終了寂しい》と、惜しんでいた。
9月27日の最終回を多くのファンが感謝とともに見守ることだろう。