三線の寄贈を呼び掛ける実行委員会の勝連盛豊代表(中央)ら=2日、沖縄市の琉球新報中部支社 画像を見る

 

【中部】海外に住む沖縄県系人へ三線を送る活動に取り組む「世界の兄弟へ三線を贈るプロジェクト」実行委員会が、使っていない三線や三線ケースの寄贈を呼び掛けている。世界に広がるウチナーンチュの文化の根を絶やさず、今後も継承していくための活動。今回はフランスの沖縄欧州文化連合会に10本贈る。

 

2014年から活動を始め、これまでドイツやフィリピン、ボリビア、ハワイなどに送ってきた。三線を通し「沖縄音楽の使命は平和だ」という思いも共有したい考え。

 

今回三線を送る沖縄欧州文化連合会の三線クラブは設立10年目を迎えた。寄贈先に選ばれ「これまでの努力が報われ、うれしい。今後も欧州での三線普及に努めたい」とのメッセージを出した。

 

実行委の勝連盛豊代表は「豊かな沖縄文化を絶やさず世界に広げていきたい」と語った。寄贈を受けた三線は、沖縄ふたふぁ音楽協会に託す。

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