黒柳徹子と生田斗真による朗読劇『ハロルドとモード』。東京公演が9月28日から10月3日にかけて行われ、10月14日・15日の大阪公演で千秋楽を迎えた。
黒柳演じる“周りにどう思われようとおかまいなしに、自分のしたいがままに生きる79 歳の女性”モードと、生田演じる“愛に飢えて狂言自殺を繰り返す19歳の少年”ハロルドという、真逆の死生観の二人を中心としたブラックユーモア溢れる作品。
実はこの舞台裏には、生田の極秘奮闘があったという。
「生田さんのギター弾き語りシーンがあるということでファンの間では話題になっているのですが、彼はもともとギターが弾けたわけではありませんでした」
そう語るのは、生田を知る音楽関係者。舞台で披露しているギター弾き語りについての舞台裏での努力についてこう続ける。
「生田さんはロックミュージックも好きで、ずっとギターを弾くことに憧れがあったそうです。それで“弾けるようになりたい”という想いと“いつか役で弾くときがくるかもしれないから”という想いがあり、数年前からギターを購入してご自宅に置いていたそうです。ただ、なかなかこの舞台のオファーまで弾く役が来なかったらしくて。
しかし、今回の役をもらったときに一念発起。ひそかに特訓することにしたそうです。『ちゃんと弾き語りを披露するのは初めてなんですよね。貴重な機会をいただけました』と言って張り切っていましたし、きちんと本番にも間に合わせてきました。準備の時間もそれほどなかったので、相当な努力をされたみたいですね」
8月3日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でも、先輩である佐藤アツヒロ(47)から『斗真だったら芝居一本でやっていけるよ』と言われて “役者としてやっていく”と決意できたと語っていた生田。
ジャニーズでありながらグループに属さず、演技派としての位置を確立した生田。この舞台で、さらに俳優としてステップアップしたに違いない。