恩納村立うんな中学校の第1回体育祭=4日、恩納村の赤間運動場 画像を見る

 

【恩納】恩納村内5校の中学校が統合され、4月に開校した恩納村立うんな中学校の第1回体育祭が4日、同村赤間運動場で開催された。開会式で當山安恒(やすちか)生徒会長が「今日の体育祭は生徒たちが企画から運営まで主体的に準備した。一人一人の生徒が楽しめる体育祭にしたい」とあいさつした。生徒たちの工夫やアイデアが至る所に表れていた。

 

競技は1年生の5色綱引き、2年生の大玉転がし、3年生の障害物競走があり、学年別のリレーと続いた。特に統合校らしさが出たのは「前の学校リレー」。旧学校の代表たちが母校の女子生徒の制服をバトン代わりにリレーでつなぎ、アンカーはその制服上下を着けて走る。アンカーたちは着るのに手間取る場面もあり、先行する選手が遅れたチームを待ち、最後は旧5校そろって手をつないでゴールした。

 

閉会式のあいさつで仲宗根政人教頭は「前の学校リレー」を見て「統合した中学校の生徒たちが一つに団結した姿がうれしかった」と話した。コロナが心配される中、午前8時半の開会式から正午すぎまでの短時間で12のプログラムを終えた。
(小山猛三郎通信員)

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