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「最初は自分にこの役が務まると思えなくて、とても不安でした。でも、役を通して私自身も成長できたらいいなと、覚悟をもって向き合わせていただいて。自分のなかではターニングポイントになる作品だと思っています」

 

そう話すのは、映画『水上のフライト』(11月13日公開)でパラカヌーの選手としてパラリンピックを目指す主人公を演じた中条あやみ(23)。1カ月におよぶ特訓で、競技用カヌーをこげるようになったという。

 

「私自身、負けず嫌いな性格で、できるまでやらないと気が済まない。でも、ほかの部分ではマイペースですし、平和主義です」

 

映画やドラマ、CMに引っ張りだこの中条。美容で気を使っていることはあるのだろうか。

 

「しっかり保湿します。朝、白湯を飲むようになってからは代謝がよくなったのか、顔色が明るくなって、肌にハリが出てきたように思います。周りの人からも『若返ってヤングになった』と言われて(笑)」

 

そして、食事で気をつけていることをこう語る。

 

「食べすぎた日の翌日は、野菜を多めにとったり、炭水化物の量を減らしたり。16時間の空腹時間を作るプチ断食もします。最近は忙しくて料理はサボっているのですが、友達の家に遊びに行くと麻婆豆腐とか作ります」

 

多忙な日々を送る中条にとって、大きな心の支えとなっているのが、実の母親だ。

 

「母はめちゃくちゃ気が強くて、超パワフルな大阪のおばちゃん(笑)。何を相談してもスパーンと答えが返ってくるので頼りになります。だから、母にはほとんど隠し事がありません。母は、よく“死ぬこと以外はかすり傷”って言うんです。極端だなあと思いつつも、妙に納得しちゃって、どんな挫折も乗り越えられる気がします」

 

「女性自身」2020年11月24日号 掲載

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