’77年にジャニーズ事務所に入所し、いまや“ジャニーズの長男”と呼ばれるマッチこと近藤真彦(56)。ドラマ『3年B組金八先生』の生徒役に抜擢され、クラスメート役だった田原俊彦(59)、野村義男(56)との「たのきんトリオ」が誕生した。
「たのきんトリオの3球コンサートで、憧れの(西城)秀樹さんをマネてインディアンの格好をしたときのことはよく覚えています。薄暗くなった球場で照明を浴びながら走ったときは『俺、ついに秀樹になれた!』ってすごく感動したなぁ(笑)」(近藤・以下同)
『スニーカーぶる~す』で歌手デビューした’80年から、今年ではや40年。マッチが、本誌秘蔵の少年時代の写真を見ながら、当時の貴重な思い出を語ってくれた。
「昔は、芸能人の運動会や水泳大会があって、アイドルも体当たりで勝負していたんです。なかでも水泳大会への思い入れは深かったですね。ずっと弱かったことが悔しくて、1年間の“コソ練”をしたほど(笑)。本番は初ビキニで勝負してぶっちぎりの優勝! それぐらい負けず嫌いでした」
’87年に『愚か者』でレコード大賞を受賞したときは、こんな忘れない思い出も。
「あの年はすべての賞レースをとってきたのに、レコード大賞だけは無理だと言われていて、ものすごいプレッシャーでした。だから、初めてうちの事務所でレコード大賞が取れたときは、ジャニーさんとメリーさんもとっても喜んでくれましたね。2人ってね、田原(俊彦)くんが賞を取ったときは僕とご飯を食べて、僕が取れたときは田原くんのところに行くんですよ。そういうフォローってすごくありがたかった。思えば、当時のジャニーさんはいまの僕ぐらいの年齢だったんですよね。ちょっと考えられないな(笑)」
「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載