女性参政権の獲得から100年となる記念すべき年に、カマラ・ハリス上院議員(56)がアメリカ史上初の女性副大統領となることが確実となった。黒人初、アジア系初と初ずくめでもあり、勝利演説の内容は多くの人たちに夢と希望を与えた。
そんな注目の的のカマラ氏だが、大統領選キャンペーン中のファッションも話題に。海外セレブウオッチャーのさかいもゆるさんは「フォーマルなときもカジュアルな時も、全体的に女性らしさを演出するのが上手だと思います」とカマラスタイルについて説明する。
「スーツのときは、インナーにボウタイのブラウスや少しデコルテが見えるもの。それにピンヒールを合わせたり、ヘアスタイルも毛先だけ巻いたりと、フェミニンさを意識し、キリッと凛としている中にも、少し優しさがあるようなバランスのよさを感じました」
遊説先ではスキニージーンズとコンバースのカジュアルファッションが基本スタイル。カマラ氏のコンバース“チャックテイラー愛”は知られるところだ。パンツスーツにもチャックテイラーを合わせるときがあり、女性政治家のドレスコードに新風を吹き込んだ。
「パンツスーツにチャックテイラーを履いていることが画期的というか、それがかっこいいとSNSでもとても反響がありました。ハイヒールではなくスニーカーで戦うことに意味があると」
そして夫の弁護士であるダグラス・エムホフ氏は、所属法律事務所を退職し、今後はカマラ氏をサポートする予定だ。
「副大統領夫人はセカンド・レディーと呼ばれますが、ダグラス氏はアメリカ史上初のセカンド・ジェントルマンになります。カマラ副大統領の誕生はこうした新しい価値観を生みだしていき、世の中の流れを変えていくような気がします」
この時代に生まれるべくして生まれたカマラ次期副大統領。カマラスタイルからますます目が離せない。
「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載