12月21日、『第71回NHK紅白歌合戦』で出場歌手が歌う曲目が発表された。なかでも、鈴木雅之(64)の楽曲に注目が集まっている。
ラッツ&スターとして出場した96年以来、24年ぶり3度目の出場となる鈴木。そんな鈴木が披露するのは、ラッツ&スターの9枚目シングル「夢で逢えたら」だ。
だが発表されるやいなや、Twitterでは鈴木のシングル曲「違う、そうじゃない」にかけたツッコミが続出したのだ。
《鈴木雅之……違う、違う、そうじゃない!》
《え、紅白鈴木雅之出るのにかぐや様関連の曲を歌わないだと……これは予想外すぎるぞ……》
《鈴木雅之、、、、曲が、、、、、違う違う! そうじゃ そうじゃなぁいっ!》
アニメファンが悲鳴をあげたのには、理由があった。今年4月15日に、デビュー40周年記念アルバム「ALL TIME ROCK ‘N’ ROLL」をリリースした鈴木。収録曲でもある元℃-uteの鈴木愛理(26)とのデュエット曲「DADDY ! DADDY ! DO ! feat. 鈴木愛理」は、人気アニメ『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』(毎日放送)の主題歌として起用された。
「19年に放送された同アニメ第1期でも、鈴木さんの楽曲『ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花』が起用されました。デビュー39年目にして初のアニソンデビューとなり、“アニソン界の大型新人”として話題を呼びました。鈴木さんとコラボしたMVもYouTubeで2,300万回以上再生され、各ランキングで上位を独占。そんな活躍から『紅白ではW鈴木でDADDYを歌うはず!』と、熱い期待を寄せていたファンが多かったのです」(音楽関係者)
アニメファンにとっては残念な結果となったが、鈴木には「夢で逢えたら」に込めた“特別な思い”があった。
21日、鈴木はTwitterを更新し、《今年の番組のテーマである“今こそ歌おう みんなでエール”という強いメッセージを受けて、今年の紅白歌合戦の舞台では「夢で逢えたら」を歌わせていただくことになりました。数十年来とても大切にしているこの曲で、皆さんにエールを届けたいと思っています》と説明。
続けて、《奇しくも紅白歌合戦出場の発表となった当日の朝、天国へと旅立っていった母親が好きだった『夢で逢えたら』が選ばれたことにも、とても大きな役割を持って舞台に立つ鈴木雅之を応援して頂けたら嬉しいです》と思いを打ち明けた。
紅白出場が発表された11月16日、図らずも最愛の母親を亡くしたという鈴木。その思いを知ったファンからは、温かいエールが寄せられている。
《そのような思いが……必ず観ます!》
《ああ、なるほど。いろいろな想いがあっての「夢で逢えたら」なんですね》
《鈴木雅之さん、個人的には紅白で聞きたい曲が他にあったけどこういう背景があったら仕方ない。お母様に届くといいですね》