第46代アメリカ合衆国大統領就任式が20日、厳戒態勢下のワシントンD.C.で行われ、ジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領が誕生した。前任のトランプ大統領夫妻は欠席、トランプ支持者による襲撃に備えて要人が防弾チョッキを着用するなど厳重な警戒態勢が敷かれるという異例尽くしの就任式となった。その数時間前にアンドリューズ空軍基地で離任式を行ったトランプ元大統領一家が誰一人マスクを着用していなかったことに対し、就任式では全員がマスクを着けて臨席。あまりにも対照的な二つの景色は、前政権からの劇的な変化を予感させるものだった。
国民は分断され、新型コロナウイルスの災禍まっただ中という困難な時期に就任するバイデン大統領のスピーチに世界中が注目したが、ソーシャルメディアではある人物に熱視線が注がれていた。ハリス副大統領の継娘、エラ・エムホフさん(21)だ。
エラさんはハリス副大統領の夫で史上初の“セカンド・ジェントルマン”となったダグラス・エムホフ氏の連れ子。パーソンズ美術大学に通いながら新進のニットウェアデザイナーとしても活動している。この日、彼女は肩の装飾と白い大きな襟が印象的なMiu Miuのチェックのコート、Batshevaのバーガンディのドレスを着て、カールしたブルネットの髪にカチューシャを合わせ、黒いマスクを着けてメタルフレームの眼鏡をかけていた。
この個性的な出でたちにTwitterでは「エラ・エムホフのコートに釘付けなんだけど」「これからの4年間、彼女のファッションを見るのが楽しみ!」「就任式のファッションショーの勝者はエラだ」と、彼女に関するツイートが激増。
ハリス副大統領がエムホフ氏と結婚したのは2014年。エラさんと兄のコールさんは継母であるハリス副大統領を、ファーストネームの「カマラ」と「ママ」をかけて「ママラ」と呼び、良好な関係を築いているという。今後、エラさんにがメディアに取り上げられることも増えていくだろう。