東京都内にあるビルから現れたのは、ゆったりめのスポーツウエアを着た綾瀬はるか(35)。
このビルには綾瀬が通っている会員制のスポーツジムも入っている。トレーニングをこなしてきたばかりなのだろう。少し顔も上気していた彼女は、マスクを外すと、手にしていたクリアカップのストローに口をつけた。
本誌が彼女を目撃したのは2月下旬。現在主演しているドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)は、2月28日に放送された第7話も視聴率は14.7%と好調をキープしている。
綾瀬が演じる女性刑事と、高橋一生(40)が演じる殺人鬼の魂が入れ替わるという設定だが、役作りについて綾瀬自身は月刊誌のインタビューでこう語っている。
《今回は、相手の殺人鬼の考えを想像しながらお芝居する作業が、難しいけれど新鮮です。常に男性目線でいるうちに、男女の価値観が違うことも納得できたり》(『日経WOMAN』2月号)
第6話では綾瀬の“ランニングフォーム”も注目された。
「華麗に疾走する綾瀬さんを、内面が女性刑事の高橋一生さんがちょっと不器用な走りで追いかけるというシーンでした。綾瀬さんのフォームは“走り方までイケメン”と話題になったのです。事務所の公式HPにも《中学3年生の時、中国地区の駅伝大会に出場》と記載されていますが、その高い身体能力を20年も維持しているということでしょう」(テレビ局関係者)
“身も心も男性を演じるために”も欠かせないのが、ジムでのトレーニングなのだろう。スポーツウエアの胸には“FBI”というロゴがあしらわれていたが、刑事役を完遂したいという彼女の覚悟の表れだったのかもしれない。
「綾瀬さんが通っているジムは、プロスポーツ選手や会社経営者などの会員が多いことでも知られています。個別に運動と食事の指導を行っていますが、彼女は以前はかなりハードなトレーニングもこなしていたようです。最近では筋肉がつきすぎないよう注意しているとインタビューなどで明かしています。
料金はリクエストしているメニューによっても異なります。WEBニュースで月額50万~100万円と報じられたこともありますが、私は1カ月25万円ほどと聞きました」(スポーツ紙記者)
ドラマでは“イケメン”を演じきっている綾瀬。ジムの前に止まっていた車に乗り込もうとしたが、実は彼女の所属事務所の車は少し離れたところに停まっており……。
運転手に「ごめんなさい!」と、かわいらしく謝る姿は、素の彼女に戻っていた。
「女性自身」2021年3月16日号 掲載