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「勉強熱心な五朗ちゃんがブロードウエーで見つけてきてくれました。昨年、25周年という大きな節目を迎え、次はどんな作品にしようか考えていましたが、この作品なら地球ゴージャスとして挑戦したいと思いました」

 

こう語る寺脇康文(59)が岸谷五朗(56)と共に立ち上げた演劇ユニット「地球ゴージャス」が初の海外作品に挑む。トニー賞7部門にノミネートされ大絶賛されたミュージカル『The PROM』(東京公演/3月10日〜4月13日TBS赤坂ACTシアターにて。大阪公演/5月9〜16日フェスティバルホールにて)だ。寺脇が演じるのは鳴かず飛ばずのミュージカル俳優トレント。

 

「今、みんなが我慢をしたり、悲しい思いをしていたりしますが、そんななかでもエンタテインメントは必要であってほしい、と願っています。これはシンプルに楽しめて元気になれる作品です」

 

昨年、緊急事態宣言をうけ、地球ゴージャスの舞台も途中休演に。自粛期間中は、公演に合わせて体作りに専念した。

 

「朝起きて半身浴をしてストレッチしたら、公園を走って筋トレして、という生活を一人で4カ月間しました。今野敏さんの本など読書もいっぱいしましたね」

 

急に訪れた休みを有意義に過ごしたようだが、コロナ禍にあって無念さも感じているそうだ。

 

「いちばん悔しいのは、キャストのみんなと飲みに行けないこと。今までは毎日必ず誰かを誘って親睦を深めていましたから。いつ何が起きてもおかしくない状況。未来の予定をたてるより、今、飲んでいるお酒をじっくり味わったり、『いま』を楽しむことが大事なのかな、と日々考えていますね」

 

「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載

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