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沖縄県は6日、新型コロナウイルスに新たに98人が感染し、累計感染者数が1万人を超え1万39人に達したと発表した。9千人を超えた3月26日から11日間で約千人が新たに感染した。県の糸数公保健衛生統括監は「かなり(感染の)スピードが速くなっている。若い人たちの活発な活動にウイルスが乗っかると急速に広がっていくと改めて感じている」と危機感を示した。

 

11日間での千人増は、1月13日から11日間で6千人から7千人に達した速さに並ぶ。糸数統括監は「沖縄は人口に照らしても感染者数が多く、約4割が飲食関係での感染。横のつながりの飲み会、親戚付き合いなどの生活習慣が、コロナがはやりやすい環境になっている」と指摘。その上で、県民や飲食店の感染防止対策徹底など環境を変える取り組みが重要と強調した。

 

一方、若者から高齢者への感染の広がりがそれほど見られないことから、糸数統括監は時短要請の効果も踏まえ、今週後半以降に流行の勢いが収まってくることを期待した。

 

県の疫学統計解析チームの協力で県立中部病院感染症内科の高山義浩医師がまとめた県内の流行状況では、1人の感染者が平均何人にうつすかを示す指標「実効再生産数」は改善している。3月29日~4月4日の実効再生産数は1・35人で、前週(22日~28日)の2・14人に比べ大きく低下した。1を上回ると感染拡大に、下回ると収束に向かう。糸数統括監は「流行の勢いは徐々に弱まっている。これに時短効果が乗れば、減少の方向にいくと期待している」と述べた。

 

6日の新規感染者98人のうち、21人は接触感染と推定される。内訳は家庭内10人、飲食6人、友人・知人3人、職場2人。残り77人の感染経路は現時点で判明していない。年代別では20代が最多で27人。70歳以上の高齢者は4人だった。

 

米軍関係は嘉手納基地4人、キャンプ・ハンセン1人の感染が確認され、累計は1188人となった。

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