《最近疑問なのよ。稽古場にわざわざ出向いてくださってるルールを守れないお嬢様方に適応する法律はないのかしら》
《皆んなどう思う? アイドルが平穏に暮らせる世界ってあってもいいと思わないかい?》
5月10日、ジャニーズ事務所の会員制有料サイトのブログで苦言を呈したのは、関ジャニ∞の大倉忠義(36)だ。現在、大倉は6月に上演される舞台の稽古中。その稽古場に集まる一部のファンに悩まされていることを明かしたのだった。
「こうしたファンは通称“やらかし”と呼ばれます。一部の関係者しか知らないスケジュールをどこかで入手したり、わからなければ仲間と手分けして仕事場で待ち構えたりしてタレントの居場所を割り出すなど、行きすぎた追っかけ行動をとる人たちのことです。
彼女たちは、タレントに接触するためなら、タレント本人の気持ちや周囲の迷惑を顧みません。相手が怒っても“嫌がるそぶりもたまらない”“私のことを認識してくれた”などと非常にタチが悪い。タレントの私生活まで追いかけて、いきなり抱きついたり体当たりして接触しようとするなどが日常茶飯事です」(芸能関係者)
大倉は’18年11月にも、“やらかし”の過激な行動についてブログにつづっている。カバンにモノを入れられる。突然手をつながれる。友人との食事の際に横のテーブルに座ってくる。
こう具体例を挙げて《普通の人に戻るほうがよっぽど楽だろう。そろそろ限界だ》と悲痛な胸中を吐露していたのだ。にもかかわらず、いまだに改善されない現状――。
さらに、大倉が再警告を発したのには、昨年の夏に発覚したある“事件”が影響しているという。事務所内でも驚愕したというその事件の詳細を、ある芸能関係者が明かす。
「ジャニーズ事務所のタレントの送迎車にGPSの機器が付けられていることが発覚したのです」
GPSとは、位置情報を知るシステム。スマートフォンに搭載されているGPS機能がよく知られるが、ジャニーズ事務所の車から見つかったのは“車両取付け型GPS”などと呼ばれるものだ。
「離れた場所からでも車の位置をリアルタイムに追跡できるので、探偵が不倫調査で使うこともあると聞きました。見つかったのは磁石で取り付けるタイプで、車体の下に付けられていたので、マネージャーたちも気が付かなかったそうです」(前出・芸能関係者)
発覚の経緯はこうだ。