“迷惑YouTuber”として世間を騒がせた「へずまりゅう」こと原田将大被告(30)の初公判が、6月22日に名古屋地裁岡崎支部で開かれた。法廷で見せた彼の言動に、波紋が広がっている。
昨年7月に愛知県岡崎市のスーパーで会計前に魚の切り身を食べたとして、窃盗罪で逮捕された原田被告。さらに大阪市のアパレル店で「購入したTシャツが偽物だから返品しろ」と店員に迫ったとして、同年10月に威力業務妨害・信用毀損罪でも逮捕されていた。原田被告はいずれの行いも動画で公開し、物議を醸していたのだ。
「原田被告は逮捕前、マスクを着けずに山口県内の観光地や飲食店を巡っていました。ですが逮捕後に新型コロナの感染が判明し、彼と接触した人の感染も相次いだのです。その“悪行ぶり”に、同県の村岡嗣政知事(48)は『なんてことをしてくれるんだ』と怒りの声をあげていました」(全国紙記者)
各メディアによると明るかった髪を黒色に染め、黒のスーツに身を包んで法廷に現れた原田被告。被告人質問では、「もうYouTubeは一切見ていないし、やりません」と反省の弁を述べたという。
また自身が投稿した動画の音声が流れると、ハンカチを目に当てて号泣する一幕も。原田被告は「動画は直視できない」とし、「自分にとっては黒歴史。情けないのもあるが店に迷惑をかけているのが一番苦しい」と語ったと報じられている。
号泣するほどの反省ぶりを見せた原田被告に、ネットでは「更生して」といった声が上がっている。
《自由に振る舞って罪を重ねた期間以上に不自由で泣きたくなるような日々を送ってきっちり反省してください》
《悪い行いは必ず自分に帰ってくる! 泣くならやるな! ですな》
《多数の迷惑行為をやったことは消えないので猛省して、介助が必要な身近な家族を悲しませることのないように、真面目に働いて更生して欲しい》
今年1月、YouTuberのコレコレ(31)は原田被告が“引退宣言”したことを発表していた。
原田被告はコレコレに、「SNSの世界からへずまりゅうは抹消しました。今後は原田将大として真面目に生きていくので更生の邪魔はしないでください。私は社会の為に頑張ります」と伝えてきたという。
現在は実家のある山口県で、飲食店に週5で勤務している原田被告。休日は家族の介助もしているという。法廷で流した涙に誓って、人生をやり直していくことができるのだろうか――。