「テニスが疎かになるっていう不安はないんですよ。芸能の仕事をすることで、気分転換にもなってモチベーションにも繋がるので。それぞれが相互作用していますね。テニスは70%で芸能は30%とか、そういうことをするつもりはなくて。ぜんぶ全力ですね」
こう語るのは、テニス選手の堀江亨だ。岐阜県出身で現在22歳の彼。その経歴は全豪オープンジュニアでベスト4、ウィンブルドン・ジュニア選手権でベスト8。さらに日本人で初めて全米オープンテニスジュニアの決勝に進出し、ジュニアデビスカップでは世界4位に輝く……と非常に華々しい。
“テニス界の次世代スター”との呼び声も高いが、いっぽうで今後はモデルやタレントといった芸能活動にも意欲的に取り組んでいくという。
「高校は芸能界の子がたくさん集まる学校で『僕もやりたいなぁ』と思っていました。同級生は乃木坂46やLDH、それにジャニーズJr.もいましたね。自分はテニス一本だったんで、彼らと授業を受けたり遊んだりするのが刺激的で。芸能の仕事を通して、テニスにもっと注目してもらえたら嬉しいです」
彼がテニスを始めたのは小学1年生の頃。そのキッカケは自身の父親だったという。
「父がテニスコーチなんです。父に影響を受けて始めたんですが、ほんと言えないくらいハードな練習で……。辛すぎてあんまり覚えてないんですよ(笑)。毎日筋トレ100回なんて当たり前でしたし。辛いことがあっても当時を思い出したら『大丈夫だな』ってくらい(笑)」
しかし「父がいないと今の自分はいませんね」といい、こう続ける。
「とにかくメンタルが鍛えられて、テニスを極めるための姿勢も教わって。そのお陰でどんどん上達しました。父はいま地元の岐阜でアカデミーをやっていて、強い選手をどんどん輩出していますよ」