「莉子は自分の夢と現実の環境が一致せず葛藤しています。華やかだけど、器用そうに見えて不器用さも感じられたり、それに強がりでもありますね。モネも将来に悩んでいて、もどかしさを抱えているので、似ているんだと思います」
そう話すのは、連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合・月曜〜土曜午前8時〜ほか)で、新人気象予報士の神野マリアンナ莉子を演じる今田美桜(24)。モネ(清原果耶・19)が上京して始まった東京編で、初登場から異彩を放っている。
莉子とモネは第11週の放送で、さっそく息の合ったコンビネーションを見せていた。主演の清原とは初共演だと話す。
「力強さと存在感がすごいなと思います。あとしっかりしていて、いつも年下ということを忘れて引っ張ってもらっています」
朝ドラ初出演で気になるのは、やっぱり家族の感想だろう。
「家族もずっと見てきた番組だったので、すごく喜んでくれました。おばあちゃんが特に喜んでくれましたね。家族はこれまでも、CMが流れる番組をチェックして録画してくれたり、掲載された雑誌を買ってくれたり、いつも応援してくれているので、うれしいです」
地元の福岡を離れても、家族が支えになっていることがよくわかる。憧れの人を聞いてみると、ここで出たのも母という答えだった。
「超マイペースなんです。愚痴とかいろいろ言っても、まぁ、大丈夫でしょ、みたいな。でもスッキリさせてくれる。深刻になりすぎず、私が欲しいアドバイスをくれる、とてもありがたい存在。いい意味でなんでもいいんじゃない、みたいなところがあるんですけど、私もそういう大人になりたいなと思います」