「8月から音楽業界で大きな話題になっているのですが、17年に結成されたイケメン和楽器パフォーマンス集団・桜menのメンバーが9月下旬に“ニューハーフ系AV”でデビューするんです」(音楽関係者)
桜menとは《和楽器界で活躍している伝統芸能をクールにポップに世の中に広めていくべく若手、ルックス、実力を兼ね備えた唯一無二のイケメン和楽器演奏集団》(HPより)。
17年7月、人気尺八演奏家でグループのリーダー・中村仁樹(尺八)、『和太鼓パフォーマンスグループ無限』のメンバー・古里祐一郎(和太鼓)、数々の海外公演に出演しながらも新しいスタイルを提案し注目が集まるKIJU(津軽三味線)、権威ある賞を受賞する等確実な実力を持つ大川義秋(箏)の4人で結成。
「2.5次元俳優で人気の崎山つばささんとのコラボで、17年11月、シングル『月花夜』でデビューし、ウィークリーで4位に。2ndシングル『螺旋』でもウィークリー9位で2作連続TOP10入りを記録しています」(音楽ライター)
18年4月、メンバー6人が新たに加入。現在は10人のメンバー編成となり、昨年5月には1stアルバム『華の大演舞会』をリリースしている。
今回AVデビューするのは、結成メンバーであるKIJUだった。津軽三味線の師範でもあり、自らが“三味線を作る職人・三絃師”としても活動している多才なKIJUは1stアルバムの発売時のWEBインタビューで、こう語っている。
「メジャーデビューはとっても嬉しいです! メンバーが10人もいるけど一人もかけることなくここまでたどり着けて嬉しいなと思うし、これからもみんなで頑張っていけたらいいなと思います。僕個人としては、大好きだからずっと続けてきたことが、メジャーデビューという形で周りの人たちに認められることがすごく嬉しいなと思っています」(BARKS 20年6月3日付)
そう喜びを語っていたのだが――。
■すでに桜menメンバーから脱退していた
「KIJUさんは今夏から『桃谷りり』として大阪のニューハーフ専門のお店でも働いています。関わったレコード会社の関係者の人も“副業”していることやAVデビューも知らなかったようですよ。コロナ禍で音楽活動がなかなか難しくなった頃から、グループ活動へのテンションが以前のようには戻らず、個人での活動での“自分らしさ”を追求した結果がAV出演だったようです」(前出・音楽関係者)
本誌がこの件に関して、KIJUサイドに確認したところ、
「自身の都合により8月31日をもって桜menを脱退することとなりました」
という返答が返ってきた。この多様性の時代、KIJUの決断が今後の音楽活動にも活きることを願いたい。