京都のラーメン店がYouTuberの来店禁止を発表し、ネット上で物議を醸している。
発表したのは京都市下京区のラーメン店「吟醸らーめん久保田」(以下、久保田)。味噌つけ麺が定番メニューで、グルメレビューサイト「食べログ」でも3.75と高い点を獲得している人気店だ。
そんな「久保田」だが、10月9日、店の公式ツイッターで、突如こう呼びかけたのだ。
《ユーチューバーの方のご来店について お知らせ 最近ユーチューブやってます。撮影させてもらいます。って方が増えていますが今後当店ご来店禁止させて頂きます。はっきり言っていきなり営業中に来て動画撮り始めて正直気持ち悪いし怖いし他のお客さんにも迷惑かかります。今後うちはお断りします。》
「久保田」がYouTuberの“出禁”を決意した背景は明らかとなっていないが、SNS上では称賛する声が相次いだ。
《こういうのをハッキリと言っておく姿勢は賞賛すべきではあると思う》
《素晴らしい判断だと思います。YouTuberは店を宣伝してやるんだからいいだろって認識なのかもしれないですが、他の客にとっては非常に迷惑。お客さんのことを気にしてくれるお店は信用できますね。ラーメンも美味いはず》
《事前に許可を取らずにその場で交渉して撮影するとか、断られるのは当たり前》
いっぽうで、「やりすぎ」と指摘する声も少なからずあるようだ。
《いきなりじゃなくて事前にアポ取って来店するのは別にいいのかな?お店を紹介する動画よく参考にするから……》
《ラーメン評論家出禁はめっちゃ文句や嫌味言われてたのに、ラーメンYouTuber出禁は「よく言った!」になるんかい》
YouTube動画に映り込んだ一般人の顔の処理や、撮影許可の有無など、YouTube人気が高まるにつれ問題が浮き彫りになってきている。利用客が心地よく来店できる“妥協点”は果たして――。