10月27日、元タレントの木下優樹菜(33)は、東京地裁で行われた“タピオカ裁判”の判決で、40万円の賠償命令を下された。
木下は2019年10月、姉が勤務するタピオカ店とのトラブルについて、タピオカ店の店長から給料や給与明細をもらえなかったなどと投稿した上、店長側にどう喝まがいのダイレクトメールを送ったとされている。騒動が明るみとなり、木下は2020年7月に芸能界を引退。
2カ月後、タピオカ店の店長は木下を相手取り、脅迫されて精神的苦痛を受けたとして1,000万円の損害賠償を求めて裁判を起こしていた。
「判決では、木下さんが店長側に送信したメッセージの内容が『社会通念上、限度を超えた脅迫に当たる』と指摘し、店長側が被った苦痛は相当大きいという判断が示されていました。
引退直後に取材を受けた店長は『騒動後謝罪はない』とメディアの取材に明かしていましたが、裁判ではそれ以降に木下さんが店長に複数回謝罪していたことがわかりました。
謝罪して反省の意図を示していたことなどが考慮されて、1,000万円という請求額から大幅に下がった40万円という賠償金額になったと見られています」(司法担当記者)
判決の翌日、木下は自身のYouTubeチャンネルで、涙ながらに謝罪する動画をアップ。
涙ながらに「本当に申し訳ありませんでした」と声を詰まらせながら、何度か頭を下げて反省の弁を述べた木下。
そして「母親として悪いことは認めて謝って、娘たちに恥ずかしくないように生きたいと思った。子供たちのためにも、1からこれからも活動していく」と、ファンに向けて思いを語りつつ、「この2年間、いろんな仕事も考えましたけど、この仕事しかできないって思いました」と、芸能活動再開を示唆したのだ。
「一度引退を表明していましたが、木下さんは配信で語ったように、本格的に芸能活動を復活させたい思いはずっと持っていました。しかし現に、ファンクラブはこれまでも維持してきましたし、インフルエンサーとしての広告の仕事が結構あったのです。
“引退”を宣言した手前、あくまでテレビのバラエティ番組などこれまでの仕事はしていなかっただけで、インフルエンサーとしての“実入り”はしっかりあったわけです。経済的には困っていない状態と聞いていますよ」(芸能プロダクション関係者)
謝罪動画の公開を受けて、SNS上には厳しい指摘も相次いだ。
《反省動画見てください! ってInstagramで告知しないでしょ》
《もっと前に謝れよ!》
《本当に謝りたいなら、今後の自分の活動に言及する必要はないし、そもそも公に知らせる必要ない》
芸能活動再開を示唆した木下。再起の道程は険しいままだ。