「男性になることもそうですし、サイコパスな殺人鬼と入れ替わるということで、追われる立場にもなる難しい役どころでした」
10月27日、「東京ドラマアウォード2021授賞式」でこう語ったのは綾瀬はるか(36)。昨年1月期の『天国と地獄〜サイコな2人〜』(TBS系)で、主演女優賞に輝いたのだ。最終話の視聴率が20.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、有終の美を飾った本ドラマ。
各メディアによると白いロングワンピース姿で登壇した綾瀬は、司会の石坂浩二(80)から「おめでとうございます」と祝福されると、「ありがとうございます!」と笑顔で返答。男女の入れ替り演技やサイコパス的なキャラクター作りについて、監督やスタッフ、共演の高橋一生(40)の名前を挙げ、「一緒に作っていきました」と語ったという。
「綾瀬さんが本ドラマで主演女優賞に表彰されるのは、第24回日刊スポーツ・ドラマグランプリ、第107回ザテレビジョンドラマアカデミー賞に続き3度目です。今回受賞した東京ドラマアウォードは、“世界に見せたい日本のドラマ”として市場性や商業性に焦点を充てたもの。この快挙によって綾瀬さんは、国民的女優として一段と高い評価を得たことになるでしょう」(ドラマ制作関係者)
今年で女優20周年を迎え最前線を走る綾瀬だが、8月31日に新型コロナウイルスによる肺炎で入院したことが所属事務所から発表されていた。今回の授賞式は退院後初の公の場に。
退院後も元気そうな綾瀬の様子に、SNS上では安堵の声が広がっている。
《ドラマアワード 最優秀女優賞おめでとうございます! 綾瀬はるかさんの復帰、心から嬉しいのと、ホッとしました。本当にありがとうございます》
《何より元気になられて安心しました。また、ドラマを盛り上げてくださいね》
《コロナ感染から見かけなかった綾瀬はるかさんをニュースで見てホッとした》
入院が報じられてからおよそ2カ月で復帰した綾瀬だが、どうしても出演を譲れない作品があったという。
「東映創立70周年記念作品で、木村拓哉さん(48)が織田信長役で主演する映画です。撮影は京都・東映太秦映画村で行われ、綾瀬さんは信長の正室・帰蝶役を演じるのではないかと言われています。クランクイン直前に入院した綾瀬さんは、『迷惑はかけられない』とやや憔悴気味だったといいます。そんな綾瀬さんに、木村さんは『今はゆっくり休んで』と体調を慮っていたようです」(映画関係者)
綾瀬と木村は、’06年7月のドラマ『HERO特別編』(フジテレビ系)で初共演。その後も’09年の『MR.BRAIN』、’11年の『南極大陸』(どちらもTBS系)で共演しており、本映画が実現すれば10年ぶりの共演となる。
「綾瀬さんはデビュー20周年の節目で木村さんと共演できることに、“自分の成長を見てほしい”と意気込んでいたといいます。すでに一部メディアでは、当初の予定よりもやや遅れて撮影が開始されたと報じられています。綾瀬さんは待ち望んだ木村さんとの撮影に、ようやく参加できることを喜んでいるのではないでしょうか」(前出・映画関係者)
新型コロナを乗り越えた綾瀬は、10年ぶりの悲願を果たそうとしているーー。