2021年も残すところあと1週間を切った。東京五輪の開催など、さまざまなニュースがあった1年だが、今年を振り返るなかで、思い出されるのが有名人による数々の「セクハラ発言」だ。
そこで、女性自身では2021年で印象に残った「セクハラ発言」についてアンケートを実施した(12月3日~9日)。回答したのは男女170人。
47.9%と全体の約半数が選んだのが徳光和夫(80)の「AKBの1人や2人妊娠させられる」発言だ。
今年の10月に公開された、お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士(59)のYouTube動画内で、徳光は明石家さんま(66)について言及。「この間(さんまさんに)お目にかかったとき、本当に若々しかったですね。まだ、AKBの1人や2人は妊娠させられますよ」と発言したのだ。
発言内容はもちろん、『24時間テレビ』(日本テレビ系)でサポーターを務めたり、過去には「AKB48総選挙」の司会を務めていただけに、驚きと非難の声が多く寄せられた。
「普通にドン引きでした」(20代女性・会社員)
「いい歳したおじさんが、若い女の子たちにどんな目を向けているか、軽視していることもよく伝わった」(30代女性・パート)
「アナウンサーだった人の発言とは思えないほど酷い」(50代男性・会社員)
「今までずっとAKBのイベントの司会などをしてたのに…娘のような目線で見てるのかと思いきや、こんなふうに思ってたのかと幻滅したから」(30代女性・パート)
「女性を妊娠させる物として扱っていて酷すぎるし下品すぎる」(30代女性・専業主婦)
15.6%を獲得し、徳光に続いたのは森喜朗氏(84)の「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」発言。今年2月、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の会長を務めていた森氏による、日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議会での発言だ。
JOCの会長という国を代表する立場からの発言ということもあり、女性の社会進出を妨げる発言であるという批判の声が多く寄せられた。
「女性の能力を馬鹿にしている発言だから。能力を馬鹿にしている時点で女性の社会進出は難しくなるから」(20代女子・学生)
「女性の社会進出を阻む話なので許せない」(30代女性・会社員)
「時代遅れの発言の数々。女性を見下す発言が多すぎる」(40代女性・会社員)
2022年は“ドン引き”する「セクハラ発言」を耳にしないことを願うばかりだ――。