「“相方の不祥事で解散”と認識されてしまった影響は、いまだに大きいです……」
こうため息をつくのは、大人気お笑いコンビEXIT・兼近大樹(30)の元相方・逢見亮太(34)。EXITは、りんたろー。(35)と兼近の“チャラ男”キャラでブレーク。レギュラー番組を多数抱える売れっ子になっている。
そんな兼近はEXIT結成前、’13年から「ぷりずん。」というコンビを組んでいた。その相方が逢見で今はタイで芸能活動中だ。
’17年末にぷりずん。が解散する半年前、逢見の運命を変えた出来事が発生した。『週刊文春』が《吉本芸人が集団強姦で解雇!》との見出しで20代女性の告発を掲載。女性が出席した飲み会に参加した「芸人O」と報じられたのが、逢見だった。
本人が当時を振り返る。
「その日、先輩芸人2人と居酒屋で飲んでいたら、先輩たちが女性を呼び寄せたんです。僕は帰ろうとしたんですが、別の先輩の家に『一緒に行こう』と誘われて断れませんでした。それで家に着いてちょっと飲んでゲームして僕はすぐ帰りました。その後にその事件が起きたんです。後日僕は吉本興業に呼ばれて初めて記事のことを聞かされました。しかし結局、女性側の一方的な主張でした。それなのに謹慎処分とされてしまったのです」
その後、逢見以外の芸人4人は吉本から解雇。逢見は謹慎を言い渡されて活動休止となったという。
「『週刊文春』の記事にも反論したかったのですが、吉本からは『何も言うな』と……。相方の兼近にも迷惑かけられないし、ひたすら我慢していました」
事件は不起訴になるも、「ぷりずん。」としての活動ができない間に兼近がりんたろー。と新コンビを組んでいたという。
「気づいたら、兼近がEXITとしてM-1に出ていて驚きました。さらに、’18年夏に兼近が『ゴッドタン』(テレビ東京系)で“EXITはお互いに相方が不祥事でいなくなったコンビ”といったフレーズを使ったんですよね。僕はタイに滞在していて知人からの連絡で知ったので、兼近に確認したら『テレビ側に言わされた。もう言わないようにするよ』と約束してくれました。しかし以降も番組や兼近の本でも“不祥事”とされ続けたのです」