昨年10月、西オーストラリア州で4歳のクレオ・スミスちゃんが誘拐され、約2週間後に無事救出された事件が話題となった。
誘拐の容疑で逮捕・起訴されたテレンス・ダレル・ケリー(36)が、1月24日に拘留施設からリモートで出廷し、罪状認否で自身の罪を認めた。AP通信などが報じている。
10月16日、家族でキャンプに来ていたクレオちゃんが失踪した。その18日後、西オーストラリア州・カーナヴォンの民家から発見されるまで、世界中のメディアがこの事件を報じ、広く注目を集めた。
逮捕されたケリーは人形コレクターで、コレクションが飾られた部屋にクレオちゃんを監禁していた。
逮捕直後にケリーは自傷行為を繰り返して当局の聴取を妨害したが、現在はパース市内で拘留されている。16歳未満の子どもを強制的に連れ去ったことが有罪となれば、最高で20年の禁固刑が科せられる可能性があるとAP通信は伝えている。
警官への暴行などの罪についても、今後審理される予定だ。