昨年11月のエジプト訪問でも息の合った仕事ぶりを見せていた(写真:AFP/アフロ) 画像を見る

“英王室のヒール(悪役)”の肩書はすっかりメーガン妃に譲ったと思われていたカミラ夫人だが、再び攻撃の矢面に立たされる事態となっている。

 

エリザベス女王が「チャールズが国王に即位した暁には、カミラがクイーン・コンソート(王妃)と呼ばれることを望む」と、在位70年にあたり発表した声明の内容がきっかけだった。

 

そもそも、2005年にカミラ夫人がチャールズ皇太子と結婚した際、将来的に彼女は王妃ではなくプリンセス・コンソート(国王夫人)となると王室は公式に発表していた。それだけに、英国のみならず、英連邦(コモンウェルス)加盟国の人々にとって、驚きをもって受け止められている。

 

1997年に亡くなったダイアナ妃との結婚後も、チャールズ皇太子が友人の妻であるカミラ・パーカー・ボウルズとW不倫を続けていたことは周知の事実だ。

 

夫に振り向いてもらえないダイアナ妃は、摂食障害を患うほど心身のバランスを崩し、1996年に離婚。ついには非業の死を遂げた。ダイアナ妃を苦しめたチャールズ皇太子とカミラ夫人に対する国民感情は、従前から温かいものとは言えなかった。

 

コモンウェルスを構成する一国であるオーストラリアのコラムニスト、ピーター・フィッツサイモンズは、The Sydney Morning Heraldに寄せたコラムで、次のように綴っている。

 

「カミラ夫人はイギリス王妃になるのだろうが、オーストラリア女王にはならない。これは我らがオーストラリアの頭上にイギリスの王権が君臨するという不条理に、ついに終止符を打つための第一章となるだろう」

 

チャールズ国王とカミラ王妃の誕生は、イギリスの君主制が動揺する始まりとなるのだろうか。

 

「エリザベス女王が国民感情に逆らってまでカミラ夫人を支持することには特別な理由がある」と、王室伝記作家のロバート・レイシーはPeople誌にこう語っている。

 

「メッセージの中で女王は、自身の死期を悟りつつ、未来を見据えていました。父王ジョージ6世と母を想いながら、母が父のパートナーとして果たしてきた役割の重要性について、考えを巡らせていたのでしょう。

 

そして昨年に夫君であるフィリップ殿下を亡くされたことで、“君主の配偶者であること”の犠牲と難しさを考えたのです」

 

女王が発表した声明には、君主にとって良きパートナーの存在が欠かせなかったという思いが滲んでいた。

 

「私は幸運なことに、家族からの揺るぎない愛情でサポートしてもらってきました。

 

フィリップ王配という、伴侶としての役割を担い、それに伴う犠牲を惜しまないパートナーがいたことは、私にとってもとても幸せなことでした。それは、父の統治時代に母が行っていたことなのです」

 

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出典元:

WEB女性自身

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