6月から外国人観光客の入国制限緩和も始まったが、映画『トップガン マーヴェリック』主演のトム・クルーズなど、日本を訪れる海外セレブの話題も目立つようになった。そんななか、本誌が目撃したのは、人気ラッパーのカニエ・ウェスト(45)。
数々の偉業と爆弾発言で知られ、近年はアディダスとコラボしたスニーカー「YEEZY(イージー)」が大ヒットするなどファッションデザイナーとしても成功し、総資産7200億円とも言われる。
その発言や行動が常にメディアに取り上げられる世界的有名人である彼が、日本に約1カ月間もの長期滞在をしたのは異例といえるだろう。
「波乱万丈な人生を歩んできた彼ですが、近年はあまり良い話がありません。’20年には米大統領選に出馬するも大敗。それにショックを受けたのか本名を“イェ”に改名しました。さらに現在は元妻キム・カーダシアンと離婚調停中なのです」(米国在住ジャーナリスト)
5月のとある昼下がり、全身真っ黒のファッションに身を包み東京・六本木の路上を無言で歩くカニエ。その表情はどこか物憂げだ。来日当初は新恋人と一緒だったものの、彼女が帰国してもカニエだけは東京に残り続けた。
日本でのカニエの日々はというと、昼頃に高級ホテルを出て車に乗り込むと世田谷区の住宅街にある寿司店で2200円のランチを食べるなど、意外と庶民的な面も見られる。食後は日本人デザイナーらと会って交流を深めるなど落ち着いた生活を送っていたようだ。
日本の静かな環境が傷心の彼には居心地がよく、つい長居してしまったのだろうか。再び威勢のいい姿を見せてほしい。