「ミゲル アンヘル ロティ―ナ監督と6月28日付で契約解除をした事をお知らせいたします」
6月29日に公式サイトで監督の契約解除を発表したのは、明治安田生命J1リーグに所属するサッカークラブ・ヴィッセル神戸。
ロティーナ氏(65)はヴィッセル神戸の公式HPで「チームの悪い流れを変えることができず、順位表で上にいくお手伝いができなかったことを申し訳なく思っています」とコメントした。
ロティーナ氏の後任は吉田孝行氏(45)で、2試合だけ指揮を執ったリュイス・プラナグマ・ラモス暫定監督(41)を含めると`22年シーズンで4人目の監督となる。
「今年4月にロティーナ監督の就任が発表された当時からファンの間では、『いつか解任されるのではないか』と不安視されていました。
東京ヴェルディやセレッソ大阪などで結果を残してきましたが、日本でシーズンの途中から監督を務めるのは初めて。シーズン初めからセレッソ大阪を指揮した際も、戦術を浸透させるのに大変苦労していました。それだけにタイトな日程のなか事前の準備期間なしで、チームを作り上げるのが難しかったのでしょう。指揮を執ったリーグ戦9試合の結果は2勝1分け6敗。成績不振のため解任となりました」(スポーツ紙記者)
たった9試合で解任されてしまったロティーナ監督だが、あるサッカー関係者はその裏にオーナーの三木谷浩史(57)の“悪癖”があると指摘する。
「’04年にヴィッセル神戸の経営権を取得してから三木谷氏は多大な貢献をしてきました。元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手(38)や、元ベルギー代表のトーマス・フェルマーレン選手(36)などスター選手を獲得し、大型補強を実現。昨年にはクラブ史上最高の3位という結果も残しています。
いっぽうでヴィッセル神戸の成績が少し振るわないとすぐに監督を変える傾向があります。その数はこの18年間で、なんと23回交代。移籍できる期間が決まっている選手と違い、監督はいつでも交代ができるので行き詰った際の改善点としては魅力的にみえるのでしょう。
今回後任に選ばれた吉田氏は’17年と’19年にも同じようにシーズン途中に監督就任していて今回で3度目。ファンもまたこのパターンかとおもっています」
SNS上では三度交代に呆れ声があがった。
《マジでやりおったフロントなのか会長なのか知らんけどここで我慢せんでどうするん》
《ヴィッセル神戸をどうしたいのか意味不明》