《安倍先生のご遺志を引き継ぎ、優しく、強い政治家として任期の6年間を全力で働いてまいります》
参院選の投開票から一夜明けた7月11日、Twitterにこう投稿したのは生稲晃子議員(54)。自民党から立候補し見事初当選を果たしたが、波乱の幕開けだった。
「生稲さんは選挙特番のインタビューを一切受けないと各テレビ局に伝えていたことが『池上彰の選挙ライブ』(テレビ東京系)で明かされました。匿名を条件に陣営の関係者が明かしたところによると、その理由は“生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから”だといいます」(テレビ局関係者)
“資質不足”により、出演拒否をしたと説明されてしまった生稲議員だが、陣営の関係者は猛抗議。『よろず〜ニュース』の取材に対し、「当確が出るのが遅くなると見込まれ、各社のインタビューを受ける時間がないので、0(全く受けない)か100(全部受ける)かを選ぶとなった時に、0を取った」と、“出演拒否”の理由を改めて説明していた。
「生稲さんのマスコミ対応責任者だという自民党の川松真一朗東京都議も、自身のTwitterで《8時当確のような候補者ならテレビインタビューは受けていた》と反論。しかし、当確の時間が読めないというのは生稲さんだけでなく他の候補者も同じ。それでも他の候補者はインタビューに応じていますから、生稲さんの説明する“出演拒否”の理由に有権者は納得し難いのではないでしょうか」(政治部記者)
さらにその後、生稲議員のTwitterでは「選対スタッフより」とした上で、《「池上彰の参院選ライブ」中で「生稲晃子が開票日にTV局個別インタビューをお断りした理由」につき出演者から事実と異なる発言がありました》と説明し、テレビ東京のプロデューサー宛に送付した抗議文の文面を添付していた。
出演拒否の真相は定かではないものの、選挙期間中の生稲議員に資質を問われるような疑問が相次いでいたことは事実だ。
「生稲さんはNHKが行った立候補者へのアンケートをほぼ無回答で提出する、東京新聞による候補者への質問に対し他の候補者と酷似した回答を出すなど、物議を醸していましたがいずれも釈然としない説明に終始するばかりでした」(前出・政治部記者)
さらに別のアンケートでは、政治家として一貫性のない回答をしたことも……。
「毎日新聞へのアンケートに対し、生稲さんは『富裕層への課税強化に反対』と答えていました。にもかかわらず、朝日新聞へのアンケートの『所得や資産の多い人に対する課税を強化すべきだ』という設問には『どちらかと言えば賛成』と回答しています。どちらも同じ趣旨の質問ですが、生稲さんは真逆の回答をしていて、矛盾していると言わざるをえません。
こうした行動が続出しているのですから、“国会議員の資質、勉強が圧倒的に足りない”という批判を受けても仕方ないでしょう」(前出・政治部記者)
次の改選選挙が行われるまでの6年間、生稲議員の歳費は当然、税金で支払われることになる。しかし、選挙前から“準備不足”ぶりが露呈した生稲議員の歳費に“血税”があてられることへの怒りの声が噴出している。
《なんで生稲晃子の勉強代を国民が払うんだよ》
《ここから6年間、圧倒的に不足する知識を補う(勉強する)ことになるが、勉強代を払うどころか、税金から報酬もらえるわけで。明日の生活すら危うい人が多数いる中、勉強して(するのか知らんが)金もらえるって最高だな、生稲氏》
《経験、知識が圧倒的に足りないって…勉強してから出馬しろよ お前の勉強代に何で税金使われるんだよ》
《生稲晃子の勉強代を税金で払うより、学生の教育費無償化に使ってもらいたい。》