7月27日、インドネシア共和国のジョコ大統領夫妻を御所に招かれた天皇陛下と雅子さま。ヒジャブをかぶった民族衣装のイリアナ夫人を、雅子さまは淡い色合いのお着物で迎えられた。
陛下のご即位以来、皇后として海外からの賓客をもてなす雅子さまは、令和初の国賓として来日したトランプ元大統領夫妻をお迎えしたときから、相手国の伝統や夫人のスタイルによって和洋の装いを上手に選ばれている。
そんな、雅子さまの“国際親善”のお姿を振り返るーー。
【アメリカ】’19年5月
国賓として来日したトランプ元大統領夫妻を歓迎する宮中晩餐会。雅子さまは通訳を介さず英語で会話。友好を深められた。
【フランス】’19年6月
マクロン大統領と来日したブリジット夫人を昼食会にご招待。フランス語でもてなされた。
【トルコ】’19年7月
今日のウクライナ・ロシア問題打開のカギを握るエルドアン大統領とエミネ夫人をお迎えに。
【ニジェール】’19年8月
第7回アフリカ開発会議に出席したイスフ大統領夫妻ら32カ国の首脳を茶会に招かれて。
【スウェーデン】’19年10月
即位礼正殿の儀の後、饗宴の儀でヴィクトリア皇太子のカーテシーをお受けに。
【オランダ】’19年10月
饗宴の儀で、仲のいいオランダのマキシマ王妃との再会では親しみを込めてチークキスを。
【ウズベキスタン】’19年12月
サマルカンドブルーの装いのミルジヨーエヴァ大統領夫人を和服でお迎えに。
【インドネシア】’22年7月27日
流水に花をあしらった和服をお召しに。雅子さまが海外の賓客と会見されるのは2年7カ月ぶりとなった。
雅子さまのこまやかなお気遣いが友好関係を育み、世界平和にもつながっていく。両陛下は8月15日の終戦記念日にも全国戦没者追悼式に出席し、国内外の平和を願われる。