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今年のアカデミー賞授賞式で、主演男優賞を受賞したウィル・スミスから壇上で平手打ちされたコメディアンのクリス・ロックが、来年の同式の司会オファーを断っていたことがわかった。PEOPLEなどが報じている。

 

アリゾナ州フェニックスで、8月28日夜にロックのトークショーが行われた。その中で、来年のアカデミー賞授賞式のホストにとオファーを受けたが、O.Jシンプソン事件を引き合いに出し、「ニコール・ブラウンに、もう一度あのレストランに行けっていうようなもんだよ」とオファーを断ったことを明かしたという。

 

O.J.シンプソン事件の被害者で、シンプソンの元妻であるニコール・ブラウンは、殺される直前にデート相手の勤め先だったイタリアンレストランに行っていた。ロックはこの事件を引き合いに出し、“犯罪現場に戻るようなものだ”とジョークにしたのだ。

 

また、「あの件について聞かせてよ!」と観客から声をかけられたロックは、スミスが映画でモハメド・アリ役を務めたことに触れ、「彼は僕より大きいからね、ネバダ州では僕とウィル・スミスの試合は認められないと思うよ」と笑い飛ばしたとArizona Republicは伝えている。

 

スミスは今年のアカデミー賞授賞式で、妻のジェイダ・ピンケット・スミスの丸刈りスタイルをロックに茶化されて激昂し、壇上で平手打ちをして大問題となった。スミスは翌日に謝罪コメントを発表。主演男優賞の剥奪は免れたものの、今後10年間はアカデミーが主宰するイベントへの出席禁止の処分が下されていた。

 

消費者の動向調査を用いて、有名人の人気と魅力を数値化することで知られるQ Scoresは、この事件後にスミスの人気が39から24に下がったと発表している。この結果に、同社のヘンリー・シェイファー副社長は「非常に顕著で急激な低下」と論評していると英The Guardianは報じている。

出典元:

WEB女性自身

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