《私は許諾もなにもしておりません。週明けに弁護士と協議の上、正式に訴えることにしました。2018年の放送らしいですが、それにしても丸っとパクっています。もう一度言いますが、私は許諾も出しておりません。主人公の名前から何からそのままでいい逃れなど出来ません。あまりにもひどすぎるので、この場を借りてサイキック芸人キック氏には正式に抗議します》
9月3日、ツイッターにこうつづったのは「琉球怪談」シリーズの著者である小原猛(54)だ。
かつて「エンタの神様」にも出演し、現在は占い師としても活動するサイキック芸人キック(42)。そんな彼が、オカルトエンターテイメント番組「超ムーの世界R」(CSチャンネル)で小原氏の執筆した怪談を内容変更など一切せず紹介していたという。
9月2日に小原氏のファンが定額制配信サービスで同番組の過去回を視聴し、偶然発見。ツイッターを経由して小原氏本人に伝えられた。その翌日には小原氏本人がこうコメントしている。
《「首のない女」の話は関西テレビの「怪談グランプリ」でも喋りましたので、結構有名だと思っていたのですが、、、サイキック芸人キックさん、一度連絡ください》
事態を受けて、9月14日に「エンタメテ~レ」(CSチャンネル)はツイッターを更新。
《先日「超ムーの世界R」にて著作権侵害行為があるという指摘を受け調査を行った結果、著作権侵害の恐れが高いと判断し、該当回の放送および配信を停止しました。また#176以降キック氏の出演予定はございません。著作権者の方をはじめご迷惑をおかけした皆様に深くお詫びいたします》と謝罪した上で、配信停止を発表。今後はキック氏の出演予定がないことも明らかにした。
しかし、当のキック氏自身の謝罪コメントはなし。またキック氏は抗議コメントを受けた直後から9月15日までブログをはじめ、SNSも一切更新していない。そのため、批判の声が殺到している。
《本人はマイナーな話だから大丈夫だろうと思っていたんでしょうが浅はかでしたね で?本人のコメントなり謝罪は無いのでしょうか?》
《小原猛さんに「ごめんなさい」の一言も無かったがゆえに、弁護士さんにお任せするという事態になったわけで、その悪質性は極めて高いと言わざるを得ません》
《自分の体験や本人に許可を得た話が尽きて 苦肉の策だったとしても、全く無名な訳でもないし番組で話すのに大丈夫だと思ってしまったのか? 一部パクリもまずいけど、丸パクリしていまうなんて‥素人でもないのにどうかしてると思う》
突如として浮上した「丸パクリ」騒動。果たして今後、キック氏の口から騒動についての説明を聞くことはできるのだろうか。