7月29日、YouTuberのヒカル(31)が「メイウェザー選手に花束を放り投げ大炎上中の張本人を呼び出しました」というタイトルで動画を投稿した。
画面に並んで座っていたのは、政治団体「ごぼうの党」の奥野卓志代表(48)。奥野氏は総合格闘技イベント「超RIZIN」での元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)への花束贈呈の場面で、花束を渡さずリングに落としたことで今も世間から批判の的となっている。
奥野氏はヒカルのYouTubeチャンネルに出演するなどで以前から面識があったため、今回の動画出演になったとのこと。また、騒動直後からは奥野氏への誹謗中傷がヒカルに届くこともあったという。
そうしたなか、奥野氏は派手な色柄の服にサングラスという服装で「よろしくお願いします」と話し始めた。
「自分は本当にこう、本音直感ストレートで生きてきた人間なんで」
「自分が思うところはあるんですよね、炎上商法とかって言われるけど、炎上商法って炎上して商売することだと思うんですよ。僕やってることって逆なんで、総スカンになるようなことなんで、もちろんそういう(炎上商法をした)つもりもなく。私が思いがあって、あえてやろうと思ってやった事なんですね」
「思いはあったんですけど、あの行為自体はあの場に決して適切ではなかったという風に、深く思いました」
「とんでもない過ちをしてしまったのかなという風に反省をして。で、今このような機会を頂いて、そのことについて、私がやってしまったことについて、謝罪をする場を設けさしてくださいということで。私に発表の場がないので、こういう機会を作っていただきましたと」
「思うところがある」という含みを持たせながら語る奥野氏。だが「適切ではなかったと思う」「謝罪の場を設けさせてくださいということで」などの言葉こそあったものの、肝心の謝罪の言葉がなかなか出てこないとして《謝罪は?》《前置きが長い》というコメントが多数投稿された。
ヒカルは奥野氏の言葉が途切れると「最初はやっぱり、奥野さんのめっちゃ思いも強かったんで、最初は釈明したいっていう、ちゃんと言いたいと。でも僕はそれをやると言い訳にしかならないっていう話をしたんですよ」「だから僕は思いがあるなら、ちゃんと自分が犯した過ちを認めて、それを償ってから言ったらいいんじゃないですか? って言って、そこで奥野さんも納得してもらったんで、今こういう動画を撮ってる」と厳しく続けている。それを受け、奥野氏は各方面に対しての謝罪を述べた。
「本当にこう、ああいった神聖な場で信頼をして頂いて私をあそこにセッティングして頂いた多くの関係者を含め。で、あの四角いリングで血が滲む思いをして頑張ってる全ての方々に対して、そして私も格闘技が好きなんですけど、私のあの行為を見て本当に残念に思われた方、全ての方々、関係者の方々に対して、まず私がやった行為があの場に適切ではなかったと、いう風に私も理解をしておりますので、そのことに関してはまずこの場で謝罪をさせていただきたいと思います。申し訳ありませんでした」
「そして何より朝倉未来選手とメイウェザー選手ですね、試合の当事者のお2人の、しかも試合の始まる前の状況で、空気を汚してしまったこと、に対してお2人に謝罪をさせていただきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」
「あと、やはりこう、メイウェザー選手ご本人ですね、それとメイウェザーを支えてる陣営のみなさん、やはりあそこで日本っていう国にきて、日本人であるプレゼンターからまさかあのようなことをされるとは思わなかったと思うので、動揺させたりとか悲しい思いを当然させてしまったと思うんですね。そのことに対して、謝って許されることではないと思うんですけど、私の口から謝罪をさせてください。申し訳ありませんでした」
10分半の動画の中で、奥野氏が直接謝罪したのは2分弱。さらにその謝罪自体も動画が開始して7分近くまで出てこなかったため、批判の声が多数上がっていた。
《謝罪が先じゃない?》
《話し始めて謝るまでに時間かかりすぎ笑》
《この動画は謝罪だけでよかった》
《お前の生き方なんて知らん》
今後、奥野氏が騒動の意図を語ることはあるのだろうかーー。