俳優のジョージ・クルーニー(61)が9月29日、自身が主宰する「クルーニー財団」のイベントに妻のアマル氏(44)を伴って出席した。Daily Mailなどが報じている。
今回のイベントは、創設されたばかりの「アルビー賞」の受賞式。財団によると同賞は、「その活動のために危険に晒されているジャーナリスト、人権活動家、そして世界中にいる正義の擁護者」のための賞で、南アフリカで投獄されながらもアパルトヘイトを終結させるために尽力したアルビー・サックス判事(87)に敬意を表して名付けられた。
アマル・クルーニー氏は、世界各国で不当に投獄されているジャーナリストらの救出を行っている人権活動家・弁護士だ。これまでの活動で、アゼルバイジャンやエジプトなどで当局から不当に拘束されたジャーナリストを釈放させているという。授賞式でのスピーチでクルーニーは、妻の功績を次のように称えた。
「僕の父はジャーナリストなんだ。すごく縁を感じるんだけど、彼女の母もジャーナリストでね。だから彼女が、自分の仕事をしていただけなのに冤罪で投獄されたジャーナリストたちの自由を取り戻してくれることが本当に嬉しいんだ。彼女をこれ以上ないほど誇りに思っているよ」
第1回の受賞者は複数人選ばれ、賞の名称となったアルビー・サックス判事には生涯功労賞が授与された。また、難民キャンプでの大量虐殺の生存者を支援するフィリピン人ジャーナリスト、マリア・レッサ氏には「生存者のための正義賞」が贈られた。