「9月30日、宮内庁が秋篠宮邸の改修工事が終了したことを発表しました。もともとは今年3月末までに完了する予定でしたから、ちょうど6カ月間の遅延ということになります」
そう語るのは皇室担当記者。
秋篠宮邸改修は’20年3月にスタート。同じ赤坂御用地内にある赤坂東邸も改修し、渡り廊下で連結するという大規模な工事であり、工事が公表された当初、総工費は33億円と報じられていた。
皇室担当記者が続ける。
「改修工事中、秋篠宮ご一家は御仮寓所にお住まいでしたが、この建物は9億8千万円かけて新築されたものです。宮邸の改修費とあわせて40億円以上ということになります。
いっぽう天皇ご一家のお住まいの御所の改修費は約8億7千万円でした。そのため“皇嗣家の新生活にまつわる費用とはいえ高すぎるのではないか”という声は宮内庁内でも上がっていたのです」
今回、改修工事が遅れた理由について宮内庁は3つの理由を挙げている。1.新型コロナの影響で2カ月ほど工事が中断されたこと、2.密を避けるために作業員の数を減らし、作業が遅れたこと、3.世界的な物流の混乱により、建築資材などが調達できなかったこと、だ。
「工期延長が決定したころ、工事関係者たちは“より人件費がかさみ、予算をオーバーしてしまうのではないか”という危惧を抱いていました。
しかし、それから半年、関係者たちは“予算オーバーはもう決定的。超過してしまった分をどう処理すればよいのか”と、不安を吐露するようになっていたのです」(前出・皇室担当記者)
工期延長にはコロナ禍以外の理由もあった。それは秋篠宮ご夫妻の度重なる“追加注文”だという。宮内庁関係者が次のように明かす。
「秋篠宮ご夫妻は今回の改修工事に、強い意気込みをお持ちでした。お二人で工事現場に何度もいらっしゃり、進捗状況も逐次確認されていたのです。
悠仁さまの16歳のお誕生日には、秋篠宮ご一家が2種類の稲を栽培されていることが公表されましたが、その水田には改修工事で出た赤土を利用しているそうです。ご夫妻が工事現場で思いつかれたのでしょう」