米ペンシルベニア州警察は10月4日、10年前に発見されていた身元不明の遺体が、53年前から行方がわからなくなっていた14歳の少女のものであることを確認したと発表した。
The Washington Postによると、同州ウィルクスバレーのジョーン・マリー・ダイモンドさんは、1969年6月のある日、夕食後に「散歩に行ってくる」と家族に伝え家を出たきり戻ってくることはなかった。
2012年11月に、ダイモンドさんの自宅からおよそ20kmほどの場所にある旧炭鉱で、遺物を掘っていた人によって身元不明の遺体が発見された。
遺体は10代半ばから20代前半と推定され、何らかの犯罪に巻き込まれて死亡したと見られていたが、その身元は長らくわからないままだった。ダイモンドさんの家族がDNAサンプルを提供しており、今月になってようやく、この「ジェーン・“ニューポート”・ドウ」と名付けられた遺体がジョーン・マリーさんのものだと確認されたという。
ジョーン・マリーさんの父ジョージさんは1984年に、母アン・ローズさんは2000年に亡くなってしまっている。しかし親族は事件の解決を強く望んでおり、州警察のパトリック・ドハーティ警部も、「我々は答えを追求することを決して諦めません。捜査も未だ非常にアクティブな状態です。全力を尽くしていきます」という声明を発表している。