早くも来シーズンに向けて動き出した読売ジャイアンツ。しかし、王座奪還を目指して息巻く指揮官の発言に“ツッコミ”が続出している。
クライマックスシリーズ(CS)が盛り上がるなか、10月10日に秋季練習をスタートさせた巨人。レギュラーシーズン最終戦となった10月2日の横浜戦からわずか8日での再始動となったが、かつてない低迷にあえいだ今シーズンの影響があると、スポーツ紙記者は言う。
「これまで9度のリーグ優勝に導いた原監督ですが、今シーズンでは序盤こそ好調だったものの、次第に低迷し、最終的には4位で終了。CS進出を逃しただけでなく、5年ぶりにBクラスに低迷。通算15年の監督経験の中で、これまで原監督がBクラスに落ちたのは今季を除くと2006年の一度だけ。それだけに監督、チームともに忸怩たる思いがあるのではないでしょうか」
原辰徳監督(64)もすでに臨戦態勢の様子。日刊スポーツによると、原監督は10日、秋季練習について、「いい時間にしようということですね。なかなかこういう時間というのはありそうでなかったから、いい時間にしようと」と目指す方向性についてコメント。そして、秋季練習について、「選手にとっては調整や休養のような意味合いもあるのでは?」と問われると、こう答えたという。
「休養はしたでしょう(笑)。まだ休養させるの?(笑)中には強制もある。休養はもう与えた。世の中そんなに甘くないよね」
冗談めかしながら、巨人の選手に対して“甘くない”と喝を入れ、厳しい姿勢を見せた原監督だが……。
9月10日に「文春オンライン」は、坂本勇人選手(33)が関係を持っていた20代女性に避妊をせず性行為を行い、アフターピルを飲むよう要求するも女性が妊娠した際には「本当は今すぐおろせよって言いたい」などと言い放ったという“中絶トラブル”を報道。女性へのあまりに横暴な振る舞いにネット上では非難が殺到したが、球団から坂本選手への処分はなし。原監督も公の場で、坂本選手に苦言を呈するどころか、トラブルについて一切の沈黙を貫いている。
また、チームの低迷に対しても、巨人ファンからは原監督の采配を疑う声が続出しており、10月4日に続投を発表した際は、SNS上で辞任を望む声も相次いでいた。
そんななか、選手に“世の中甘くない”と喝を入れた原監督。ネット上では自身や選手に対して“甘いのでは?”と批判が特大ブーメランとなって返ってきてしまう事態に。
《巨人ほど甘い球団はないだろ。中田翔の処分を台無しにして、坂本勇人の最悪な行動にも一切お咎めなし。野球を舐めた態度しているから勝てない》
《世の中は甘くないかも知れないが讀賣グループは原監督と坂本君にはめちゃ甘ぁ~い♪》
《そっくりそのまま返してやる。 これだけの戦力で4位は指揮官の問題》
《何故来季も監督やるのか? この成績なら辞任するのが当たり前やろ! 選手によく言えたもんだ!》